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エピソード25 ページ27

ケ「ちょっとちょっとユウちゃん、露骨に嫌そうな顔しないでよ!
ねぇ、デュースちゃんもそう思わない?」

デュ「ち、ちゃん付けはやめて下さい、先輩!」

?「はは、それはケイトの愛情表現だからな」

エ「つか、隣のアンタは誰?」

ト「おっと悪い、俺はトレイ。トレイ・クローバー。
ケイトと同じく、ハーツルビュルの3年生だ。
君らはオンボロ……ゴホン、使われていなかった寮の監督生に就任した新入生のユウと、空から突然降ってきて、不思議な力を持つと噂のAだろう?
ケイトに聞いてる。昨日はうちの寮の奴らが迷惑かけて悪かったな」

ユ「いやいや大丈夫ですよ。
迷惑だなんて思ってないです」

この人もケイト先輩と同じ3年なんだ……
優しそうな人だなぁ……

いや待てよ、こいつ今オンボロって言いかけなかったか!?

グ「はぐはぐ……コイツまた顔で喋ってるんだゾ……」

グリム、シャラップ。

「私の不思議な力というのは、異能力の事ですか?」

Aちゃんは小さく手を挙げて聞く。

ト「いのうりょく……?
良く分からないが、多分その事だろうな」

エ「この人、ちゃっかりAの近くに座ってるし……」

ケ「まーまー、仲良くしよーよ!
とりまアドレス交換で〜!」

ケイト先輩は自分のスマホを持って私達に言い寄ってきた。

ユ「あの〜……
実は私もAちゃんもスマホ持ってないんですよ〜……」

ケ「えっ、スマホ持ってないの!?
マジヤバ!天然記念物並みにレアじゃん!
最新機器安くしてくれるお店紹介したげるよ〜?
今度"スマホ選びデート"とかどお?」

あ"ぁ"?
誰がちょいちょいケンカ売ってくる先輩とデートなんて行くか!(#゚Д゚)ノ

デュ「ユウの顔が唸る犬みたいに歪んでる……」

「まぁ!本当ですか!!
ありがとうございます、けーさん!」

Aちゃん!?

「けーさんは物知りなんですね……
それに、携帯端末(スマホ)を持っていない私達のために良いお店を紹介してくれるなんて、とてもお優しいですね!」

Aちゃんは星のようなキラキラした目をまっすぐケイト先輩に向ける。

ケ「……え?」



………あれ?

これって……もしや、ケイト先輩の誘いに気づいていない?


ケイト先輩も予想外の反応に困惑して固まってる………


ユ「Aちゃん。
1つ聞くけど、今デートに誘われたって事に気づいてる?」

「……スマホ選びは逢引(デヱト)に入りませんよ?」

…あー……
こりゃダメだ…

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布教する猫(プロフ) - すみません!すぐ訂正します! (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!m(_ _)m (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ルーい - なのすみません。エピソード13のエースが言ってるの頃で、バラは、赤でも良くね?の所は白でも良くね?の間違いではないでしょうか?間違っていたらすいません。 (2021年7月11日 10時) (レス) id: 2ce8842d2e (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます!!m(_ _)m (2021年3月21日 13時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - めちゃくちゃいつもおもしろいです^ - ^ (2021年3月21日 13時) (レス) id: 7d4fe6920f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1  
作成日時:2021年1月10日 20時

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