エピソード17 ページ19
2限目は魔法史。
担任は、厳かな顔をして、襟にフリルが着いた白い
腕には、尻尾の端と首元と鼻の先が白くなった、大きな黒猫を抱いている。
ト「私は、魔法史の授業を担当する、トレインだ。こちらは使い魔のルチウス」
トレイン先生は厳かな口調で自己紹介をした。
しかも、この声……！
もしや、武装探偵社の社長さんの声では！？
それに、今あの猫さんが使い魔って…！(☆∀☆)
ト「君たちには、この世界に繁栄をもたらしてきた魔法についての歴史を学んでもらう」
ル「オ"ァ〜〜〜ォ」
抱かれている猫のルチウスさんが、「宜しく」と挨拶するように鳴いた。
「私はレポートだけではなく授業態度でも評価を行うぞ。
居眠りは許さない。
では、まずテキスト15ページを開いて。
ドワーフ鉱山で宝石の採掘中に発掘された魔法石の事だが……」
ユ(ドワーフ鉱山って、昨日私達が行った所じゃん)
ル「オ"ァ〜〜〜〜〜」
ト「この世紀により魔法エネルギーは広く世界に知られることとなり、この年は魔法元年と呼ばれ……」
ル「オ"ァ〜〜〜〜……ファッ…」
…ドワーフ鉱山…
…魔法石…
…魔法エネルギー…！！( ☆∀☆)
トレイン先生が教える異世界の歴史はどれもこれも興味深い内容で、私はちらほら聞こえてくるルチウスさんの鳴き声も無視し、学園長さんから配布されていたノートに書き込んでいった。
エ「ふわぁ〜……」
デュ「おぁ〜〜
ドワーフ鉱山で………
おぁ〜〜
魔法エネルギーが………」
グ「う"〜〜、
もっとバーン！って魔法使える授業が良いんだゾ〜」
ユ「こらこら…エース、デュース、グリム。
Aちゃんを見習いなさいよ。
あの子めっちゃくちゃキラキラした目で授業受けてるよ。
(まぁ、そういう私もちょっと眠いんだけど……歴史の授業とかまじで眠たくなる。
…まぁ、この子昨日行った学園の図書館めちゃめちゃはしゃいでたしなぁ……
異世界の魔法の歴史だなんて、そりゃあ真剣にもなるよね)」
(ここはどういう事なのでしょうか……？
授業終わりに聞いてみましょう！)
ト(なんだか噂の生徒の方から少し強烈な視線が刺さるのだが………？
気のせいか？)
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布教する猫(プロフ) - すみません！すぐ訂正します！ (2021年7月11日 10時) (
レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！m(_ _)m (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ルーい - なのすみません。エピソード13のエースが言ってるの頃で、バラは、赤でも良くね？の所は白でも良くね？の間違いではないでしょうか？間違っていたらすいません。 (2021年7月11日 10時) (レス) id: 2ce8842d2e (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます！！m(_ _)m (2021年3月21日 13時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - めちゃくちゃいつもおもしろいです^ - ^ (2021年3月21日 13時) (レス) id: 7d4fe6920f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：布教する猫 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs yue1
作成日時：2021年1月10日 20時
