エピソード13 ページ15
エースsaid
それから、オレ達はその先輩の頼みで、バラを赤く変えていった。
…けど、どうやら色を変える魔法は難しいみたいだな。
デュースは変える色が違うし、グリムなんて炎が出てバラを燃やしているし……
ケ「想像以上に容量悪いな〜、君ら」
ケイト先輩は悩ましく頭を抱える。
でも、あっちの方が色塗り図りそうなんだよなぁ……
あーぁ…！オレも魔法使いてーよー！！
エ「はぁ〜……」
オレは溜め息をついて、少し向こうでワイワイ喋りながらバラを塗ってるユウとAを見る。
「あ、ユウさん、ここ塗り残してますよ」
ユ「本当だ！
気がつかなかった……
ありがとう、Aちゃん！」
「いえいえ(*^^*)」
…オレはAがユウに向けている笑顔を見て、今朝の事を思い出す。
あれ、デュースだけ誉められるのか嫌で言っただけなのに、なんで"オレが手を握って欲しい"事になったんだよ……
でも、あの時のあいつの手……柔らかくて暖かったなぁ〜…
なんか、こう安心するような……
ケ「エースちゃん、よそ見はいけないよ♪」
エ「うわぁっ！！」
いつの間に後ろにいたんだよ！？
ケ「早くバラを……
って、なんだあの子見てたんだ〜！
ボーッと眺めてるなんて、よっぽどAちゃんが好きなんだね！」
エ「はっ！？
ち、ちげーし！！」
ケ「へ〜……じゃあユウちゃん？」
エ「なおさらちげーよ！」
ケ「へぇ〜〜……」
ニヤニヤした顔でこっち見んな！
ケ「にしても、あのAちゃんって子、本当に可愛いね！
背も小さいし、16歳には見えないな〜」
エ「それ、本人には絶対言わない方が良いっすよ。
昨日それで痛い目に会ったから……
つーか、バラは白でも良くね？
綺麗じゃん」
ケ「こればっかりは伝統だからね。
「何でもない日」おめでとうのパーティーのバラは赤！
クロッケーは、バッドに七色のフラミンゴ、ボールにハリネズミを使うのがお決まり。
あーでも、春の庭でやる花達のコンサートでは、バラは白！
これも大切なポイントだよ！」
グ「変な決まりばっかりなんだゾ！」
ケ「これはグレート・セブンの1人、ハートの女王が決めたルールなんだって。
リドル君は歴代寮長の中でも、かなりガチガチに伝統を守ってる真面目な子だからね〜。
ま、ちょっとやり過ぎな所も否めないけど……」
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布教する猫(プロフ) - すみません！すぐ訂正します！ (2021年7月11日 10時) (
レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！m(_ _)m (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ルーい - なのすみません。エピソード13のエースが言ってるの頃で、バラは、赤でも良くね？の所は白でも良くね？の間違いではないでしょうか？間違っていたらすいません。 (2021年7月11日 10時) (レス) id: 2ce8842d2e (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます！！m(_ _)m (2021年3月21日 13時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - めちゃくちゃいつもおもしろいです^ - ^ (2021年3月21日 13時) (レス) id: 7d4fe6920f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：布教する猫 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs yue1
作成日時：2021年1月10日 20時
