変人と不仲です2【神代類】

変人と58 ページ10

司side




えむの作戦で、Aをまたショーに連れ戻す事にした




まず下校時間に待ち伏せする




Aは部活動の見回りがあるらしいから帰りが結構遅めらしい




出てきたところで確保！


オレが最初に出ていき、あとの3人が囲む！




なかなかいい作戦だろう？

もしもどうにかして抜け出そうとしたらという時のプランも考えている！




…ワンダーランズ×ショウタイムは誰一人欠けてはならんのだ




「…！司くん！出てきたよ！」




！A…！




すぐさまオレは門の前に立つ




「なんでいるのかな〜？




…天馬くん」




いつもの掴みどころのない笑顔と話し方が余計に不気味に感じる




だが、それもかき消すほどにオレの覚悟は積もっていた




『A…聞いてくれ、オレは…！』




なんとかまた一緒にショーをしようと口を開ける






…が、予想外の言葉が耳に届いた







「もう関わらないでくれる？」




『…え？』




いつもの口調からは考えられない言葉に動揺するオレを横目に通り過ぎるA




なんだ、この違和感は




すると後ろから土埃を蹴るような音がしてやっと意識が戻る




「…なんのつもりかな〜？」

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