バナナウユすりー (ページ14)

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ナページ14

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『って』

JS「….……」

『………』

JS「………………は？」

『だから、ってことなんだよねって。灰になっちゃうくらい、何か、私の私が機能しなくてさ……ダメになっちゃってさ。とりあえず今日もう帰っていい？』←

JS「何言ってんのあんた」

『そんな睨まなくても……』

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まるで目の前にメデューサがいるかのような恐怖に怯えながら前の席に座るジスへ打ち明けた。

保健が始まる前に勢いで。

ジスたんの恋を応援したいけど心配で仕方がなくてあんな肩幅野郎に取られるって考えただけで反吐が出る。と←

だから恋バナは聞きたくないしキューピッドにもなれない。私はそんなピンクピンクの世界に入る資格がありません。と←

JS「え、何が言いたいわけ？結局」

『………』

だがしかし、ジスたんには理解できないらしい。

無理もない。だってジスたんだもの(?)

でも正直自分の頭の中まで分からなくなってきてる←

"ガラッ"

JN「ご、ごめんね！遅れちゃった！」

メデューサに怯えてると、大量のプリントを持ちながらバタバタと入ってきた先生。

JS「私のプリンス来たから今すぐ黙って。二度と喋らないで」
『はい』

それを見て目の色を変えたジスは私に酷い言葉を吐き捨てる。

……っ全部肩幅のせいだ。

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JN「教科書25ページ開いて下さーい」

JS「わ、忘れました！」サッ

『……え？』

JN「えー？仕方ないなぁ。先生の貸してあげるから次からは気をつけてね」

JS「はい、ありがとうございます……」

『………』

LS「……(ﾟДﾟ)」

やっば。やばいぞこの女←

自分の教科書机の中に隠して先生から借りようと堂々と嘘付いたぜ？

怖いんだけど？恐ろしいんだけど？

窓側の席にいるリサも口開いてるよ……

JS「……ふふっ」

『………』

恋は盲目って本当だったんだな….……