バナナウユすりー (ページ11)

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ユページ11

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ジスは突然こう言った。

JS「恋がしたい」

『ゴフッッ』

私はバナナウユを吹いた。

LS「………」

　

リサは固まった。

さて、どうしようか。

始業式が終わって教室に戻って来たが、職員会議で自由時間となった2限目。

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『げぇほっっ、お"ぅっ』

JS「………」

私のギプスに落描きしながら爆弾を投下した本人はいつもより静かで何だか気持ち悪い….…((

LS「何その変な生物」

JS「……恋のキューピッド」

『………はぁ』

まさか、前に宿っていたジスの乙女心が本気モードで帰ってきたというのか………

だとしたらこれは………

新学期初日の大事なバナナウユを少し無駄にしてしまったことに腹を立ててる場合ではないようだ。

リサからポケットティッシュを奪って口の周りを拭きながら問い質す。

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『ジスたん。あの、こ、ここっ恋をしたいとは……』

JS「………」

JS「…先生と、」

　
『グフッ』

あ涎出ちゃった(殴

LS「先生って保健室のソ」

JS「シッ」

LS「….……」

もうあの人しかいないじゃんっ….…泣

くぅっ………泣

あんの肩幅野郎っっ……泣

ジスたんからの愛を貰うのは私とリサだけでいいのにっっ泣

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LS「教師と生徒……保健室……………」

『あ、すみません。保健室で何想像してんのか知りませんけど遠く見つめないで下さい』

なぜか急に壊れたリサを回収して現実世界に戻ると、落描きを終えたジスが私らを見つめた。

JS「2人なら誰のことか分かるよね。でも今はここには他の生徒もいるしバレたくないからまた後で話すね」

「『……う、うん』」

ははっ分かりたくなーい。

誰なのか分かりたくなーい。

　

恋バナなんて聞きたくなーい….泣