ep6 ページ7
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高木と駅で分かれ俺は待ち合わせていた人を待った
「 けいくん 」
「 あ 、中島さん 」
声のする方に振り向くと 爽やかな笑顔で俺に手を振る中島さんがいた
ホテルにすぐ行くのかな なんて考えていたけど中島さんは近くのファミレスを指さした
「 ホテルに行くのかと思った 」
「 ふふっ そんなに俺ガツガツしてる？」
中島さんは 既婚者で子供もいる 左手には指輪がついている
オレンジジュースを飲みながら中島さんを見ていると あ！そうそう！ とキラキラした笑顔でカバンを探り出した
「 これ、渡そうと思って 」
「 ん？ 」
ラッピングされた長方形の物。開けてみてと言われ中を見てみると 中身はお財布だった
「 財布？ 、どうして？ 」
「 今日はさ、このあと夜仕事あるし でもけいくんには 会いたかったから
いつも俺を癒してくれるお礼だから貰って」
「 でもこれ、高いやつ 」
そう、左に小さくついたロゴマークで分かる
このサイズだとかなり高いはず
「 いいんだ、おれがけいくんにあげたいんだから 」
ぽん。と頭にのせられた大きな手が すぅーっと俺の記憶を探ろうとする
「 ありがとう .. 大事に使うね 」
そう言うと 綺麗な笑顔で俺を見つめた
少しだけ重ねているところもあったのかもしれない
高い背も、優しい笑顔も、言動も、
どことなく似ている中島さんに重ねていた
「 けいくん 」
「 なに？」
「 ... やっぱりなんでもない
よし、まだそばに居たいけど俺仕事だから
駅まで送るね 」
立ち上がった中島さん
あ、今日ほんとにホテル行かないんだ と
少し悲しくなった
忘れさせて欲しかったのに ...
その後本当に送ってもらっただけで
「 今日、俺何もしてないよ 」
「 ははっ そんなこと気にしてたの？ 」
「 そばにいるだけで、俺は癒されたから
仕事頑張れそう ありがとね 」
「 ... うん、ありがとう
仕事頑張ってください 」
そう伝えると とびっきりの笑顔で 駅の改札へと向かった
それでもなにか満たされない心。
だって今日は 忘れたいそんな気分だったから
俺は 気付いたら 電話をしていた
「 もしもし？ 」
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unicorn(プロフ) - たべっこさん» 返信遅れて申し訳ございません！いえいえ読んでいただき本当にありがとうございます。嬉しい限りです(；；)私自身書いていてたかいのおお！！(；；)ってなる場面たくさんあるのでこれからの物語も楽しんでいって欲しいと思います！コメントありがとうございます！ (2018年8月30日 8時) (
レス) id: 751fcc2c4e (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます。このままたかいので幸せになってほしいなという気持ちになってきてしまいました。これからどう物語が進んでいくのか楽しみにしてます。 (2018年8月13日 0時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
unicorn(プロフ) - まなおさん» 読んで下さりありがとうございます！ご期待にそえるように頑張りますこれからもよろしくお願いします！ (2018年6月19日 23時) (レス) id: 751fcc2c4e (このIDを非表示/違反報告)
まなお - 久々にやぶいのが読めて嬉しいです！冒頭だけでもすごく面白いし、文章もしっかりしていて憧れます...！！！ (2018年6月19日 0時) (レス) id: af4be3d1df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユニコーン | 作成日時：2018年6月18日 21時
