39 ページ39
「…瑠衣」
瑠衣「…起きた？もうみんな帰ったよ」
「…あ、」
あれから少しだけ私は寝てしまっていたみたいだ
瑠衣「あいつになんか言われたんでしょ」
あいつって、松影くんか
「…まぁ、ちょっと」
瑠衣「…俺、あいつはなんかある気がする」
「…私も」
血は繋がってないのに、私と瑠衣は
たまに似たような”気”を感じる事がある
「瑠衣、ごめんねクラスメイトがたくさん来ちゃって」
瑠衣「大丈夫だよ、兄貴は知り合いだし」
瑠衣の優しさだけが
今の癒し
「そういえば愛梨と、どうなったの？」
瑠衣「…ぁあ、断った」
「…そっか」
瑠衣は姉弟で
愛梨は親友で
私はなんとも言い難い気持ちになった
―ピロリピロリ
「で、電話！出てくるよ、」
瑠衣「うん」
「…もしもし？」
電話の主は愛梨だった
愛梨「雛…私、」
「…愛梨」
愛梨「瑠衣くんに振られちゃった。」
愛梨「付き合えなくてもいいって思ってた、でも瑠衣くんは好きな人以外見れないって…私これから雛の家行けないよ」
「愛梨、元気だして…」
愛梨「ごめんね雛」
「ううん、大丈夫だよ」
愛梨「…また明日」
「うん」
愛梨、泣いてた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました！ありがとうございました🙇 (2022年4月22日 18時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
セピカ - ドSイケメン降ってこないかな〜 (2020年7月19日 2時) (レス) id: 5c8a430d1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セピ
| 作成日時：2020年5月20日 2時
