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しばらく瑠衣とは最低限の会話しかしなくなった。
帰りに七瀬くんと2人で帰っているところを見られても、何も言わなくなった。
「なんでぇよ」
優馬「いや、知るか」
「嫌だよぉぉ瑠衣と話せないなんて〜泣」
優馬「家でも何も?」
「うん…」
しんどくて、最近は瑠衣のことしか
考えられない…
優馬「じゃあ、今日お前ん家行くわ」
「( '-' )」
―――
優馬「という事で来ました、松崎家〜パチパチパチー」
「ねぇ、なんで?」
優馬「仲直りさせてやるよ、弟と」
「いやだからなんで?」
優馬「ほら、案内して」
「あ〜はいはい」
なんなんだこいつ、人の家の事情知って
来るやついるかいな
「瑠衣まだ帰ってないみたい」
優馬「じゃあ部屋連れてってよ」
「え、待って汚いかも…」
優馬「かんけーねぇよ、行くぞ」
「いやああああ!!!」
さすがのドS、今日も健在ですねぇ…トホホ
「んで、どうやって仲直りできるのよ」
優馬「それは弟が帰ってからな〜、それまでこっちに付き合ってもらうから」
「わっ」
私は腕をグイッと引かれた。
目の前は暗い。
つまりこれは抱きしめられて、い、る?
うあああああああああああああ!
「え、ちょっ!」
優馬「今は俺の彼女、だろ?」
「そうだけど!…」
優馬「黙って、抱かれてろよ」
なんだろう、暖かくなってきた。
ドキドキして息がしづらい…
松影くんのヒロインなのに、今は
この人の事しか考えられない…
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琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年4月22日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
セピカ - ドSイケメン降ってこないかな〜 (2020年7月19日 2時) (レス) id: 5c8a430d1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2020年5月20日 2時