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二の腕をトントンと叩く
｢おい｣
おきんし……
｢んんっ……｣
寝返りをうちながら首に張り付いた髪の毛を触って手が上に上がる
マジ、ごめん無理やわ
起こさんようにまた近づいてベッドに手をつく
そのままガラ空きな首元に唇をくっつける
やばい、朝から何してん、俺……
止まらんくなるやつやわ、って思って
まだ理性のあるうちにと離れた
ペチン！って両手で顔を叩く
｢いった……｣
加減もせんで叩いてもうたから意外と痛い
ただのアホやん……
俺はリビングに戻ってテレビを見始めた
少しだった頃
なんも知らんAは呑気に起きてきやがった
｢れん？来てたの｣
まだ眠そうなAが目を擦りながら聞いてくる
｢おん、さっき来た｣
嘘、1時間は経ってんで
｢ふふ、そか｣
フワフワしてるAは可愛さがばちばちに上がってて
あー、もう、さっきやっと収まったとこやのにってため息が出る
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作者名：藤
| 作成日時：2019年7月9日 0時
