ショートストーリー (ページ3)

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｢ね、れんくんちゅ～は？ちゅ～、ちゅ～して！｣

なんていきなりオネダリされる

｢はぁ、もう、わがままやなぁ……｣

呆れる態度を取るけど

やっぱり彼女が求めてくれると嬉しくなるのは当然で

てか、正直

嬉しすぎてやばい

ガチで、

可愛すぎてやばい

なんてこと言える訳もなく、

こんな甘えは初めてすぎて、どうしたらいいのか分からない

いや、しゃーないやん？

こんなん初めてやねんもん

｢ねーえ！いつも廉くんからしてくれるじゃん！｣

｢そうやけどさ｣

｢れんくんとのちゅーすきなの！｣

……爆弾落としてくんなや

いつもキスするとまぁまぁ嫌そうな顔すんのに、好きなの？

ただの照れやったって事？

てか、今、こっちがどんだけ耐えてるんか分からんやろ？

ほんま、罪やわ……

もう、このレベルは逮捕できんちゃう？

｢今はお預け｣

甘やかしちゃだめ

とりあえず明日辛ならないように水1杯だけでも飲ませたいんやけど

｢お預け……？｣

あぁ、もうそんな顔すんな

ダメや、既に折れそうになってるな、俺

さっき理性を引き戻したはずなのに

もう飛んでいきそうになってるわ……