6 ページ6
***
涼介「おー、うまそー。」
.
苺と生クリームがたっぷりのったクレープが来て
舌なめずりする涼介。
.
涼介「うんま…」
.
もぐもぐ。もぐもぐ…
クリームたっぷりのクレープを頬張る涼介は
私より断然女子力が高い。
それに、他のお客さんの目が涼介に注がれて
注目の的というか、恥ずかしい…
.
「涼介…クロームついてる。」
涼介「ん?」
.
あっという間にペロリと食べた涼介。
口の横に付いてるクリームが気になって
ここ、と指差す。
.
涼介「え、どこ?」
「ここ。もうちょっと左。」
涼介「取れた?」
「んーん。あ、じっとしてて…」
涼介「は?な、なに?」
.
椅子から立ち上がり、
涼介の口元に手を伸ばす。
指が涼介の唇に少し触れて…
あ…
.
「取れた。」
.
指についたクリームを舐める。
このクリーム、甘過ぎる。
涼介、よくこんなの食べれたなぁ…
.
涼介「なっ、ばっ…おまえなぁ…」
「ん?」
.
かあっと顔を真っ赤にさせる涼介。
耳まで赤くて…
ど、どうしたんだろう。
私、なにかした…?
.
涼介「そういうのは…」
「……Aちゃん。」
.
涼介の言葉と重なって、
私の名前が聞こえてきた。
この学校で、涼介以外、
私を名前で呼ぶ人…
.
「大貴先輩!」
.
思わず立ち上がり、
先輩の元へと駆け寄る。
制服の下にパーカーを着てる先輩は
いつもと雰囲気が違って、かっこよく見えて…
***
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 737人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりも
| 作成日時：2020年1月2日 21時
