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「えぇ、もう?」

「はぁ?もっと働きたいわけ?」









「冗談。私これから彼氏と約束あるし。」









.









友人は涼介をその場に置いて

教室から出ていく。









か、彼氏いたんだ…









.









涼介「え、なに。俺振られたの?」

「み、みたいだね…」









涼介「はぁ?なんだよ。」









.









ぐぐ、としかめられた眉。

椅子に座って唇を尖らせる。









.









涼介「やまだ、傷ついたんでAさん付き合ってよ。」

「えぇ?」









涼介「ほら、ここ座って。」









.









自由時間を得た私。









涼介に言われた通り、

向かいの椅子に腰を下ろす。









.









涼介「ふふん。ちなみにAの奢り。」

「え、やだ…」









涼介「すみませーん。

クリームチーズストロベリーくださーい。」









「なっ…」







.









私の言葉を無視する涼介。

しかも、一番高いメニュー。









今月、もうあまりないのに…!









.









「はぁ…」









.









本来なら、ここにいるのは

大貴先輩なのに。








何で来てくれないのだろう…









***

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作者名:まりも | 作成日時:2020年1月2日 21時

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