だって彼らで遊びたい！【東卍】

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■乾 青宗


「……オレにも萌え萌えキュンしてくれるのか？」


Aの働く『メイド喫茶』が気になってついやってきてしまった乾。仕組みはよく分からないが、近くのテーブルで自分の彼女がオムライスにおまじないを掛ける姿を見て「オレもされたい」と思う。真顔で『萌え萌えキュン』とか言うから接客しにきたAもびっくり。その日はAのおまじないで機嫌の良い乾だけど、後々自分以外の人間もされてるんだと気づいてちょっと寂しくなる。可愛いかよ。





■灰谷 蘭


「愛しの彼氏様がわざわざ来てやってんだから10秒で支度してこ〜い？」


バイト終わりとか関係なくニッコリ笑顔でキビキビ動かされるのでとても鬼畜。全人類知ってた。でも毎回律儀に迎えに来てくれるし、店の外で待ってる姿とか絵になりすぎるので逆に申し訳なくなる。そのことを帰り道で言うと「んなくだらねぇこと言ってっと辞めさせんぞ？」とか脅されるので口を噤む他ない。彼としては「気にすんな」の意味のつもりだったけど誰が分かんねんって話。





■灰谷 竜胆


「お前今アイツに触られてたろ。絶対ェ潰す」


一日来ただけでシフトがよく被る男性店員にAがセクハラされていることを察する竜胆。相手が居る前では言わないけど、二人だけになるタイミングでそっと聞いてくる。彼女の答え次第では相手の関節を全部バキバキに折って東京湾に沈めてそうな彼を止めるのはかなりの重労働。因みに次の日にはここのバイトを辞めさせられてます。





■三途 春千夜


「Aさん、良かったら一緒に帰りませんか？」


マスクから覗く瞳を細めてそう言う彼に、バイトの疲れも吹っ飛ぶ彼女。帰る！と元気いっぱいで準備しにいく後ろ姿をひたすら愛おしそうに見つめてるから、周囲の人もなんか邪魔できない。なるべく彼の視線上を通らないよう気を配る。帰りは二人仲良く手を繋いで帰る。この数年後にはあんな暴れ馬になっているなんて。








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