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『今日、本当は1人で来る予定だったの？』
「うん。でも、ジョンウとマークに捕まっちゃって…」
目線を落としながら一点を見つめて話すテイルさん。
「大事な日だから…」
『え？今日？』
「うん。実は、日付変わった瞬間に渡したかったんだけど」
はて、なんのことだろう…？
脳内がハテナでいっぱいの私は、困り顔のテイルさんをただ見つめた。
すると、そっと私の手を取り右ポケットから何かを取り出したテイルさんは、それを私の掌に握らせた
「Aが生まれてきた大切な日だから、今日は絶対一緒に過ごしたかったんだ。お誕生日おめでとう」
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そうだ、ここ最近は急がしい日々を乗り越えるのに精一杯で、すっかり忘れていた
今日が、自分の誕生日だということを。
「0時を回った瞬間にお祝いしたかったのに、寝ちゃってて本当にごめん」
悲しそうに私を見つめるテイルさんは続けて、「凄く悩んだんだけど、今年の誕生日プレゼントはこれにしたんだよ」と言った。
それはきっと、先程私の掌に握らせた物の事だろう。
『見ていい？』
遠慮がちにそう聞けば、優しく微笑んで小さく何度も頷いてくれるテイルさん。
そんな彼を横目に、そっと自分の手を開いた
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『わぁ……ピアス？』
ダイヤモンドが小さく何個も敷き詰められた、可愛らしいピアスが２つ、そこにはあった。
何で私の好みが分かったの？ってぐらい、ドンピシャにセンスのいいピアス。言葉にはできない感動が身体中を駆け巡る
「気に入った？前にアメリカに行った時それを見つけて、Aに似合いそうだなって思って買ったんだ」
『これ、高かったんじゃ…』
「やぁ〜A〜。オッパこう見えてお金待ってるんだぞ〜？(笑)それにそんな事気にしないでよ」
呆れたように笑ったテイルさんは、優しく私の頭を撫でる。そんな彼に釣られて私も笑う。それと同時に込み上げてきたのは、胸いっぱいに埋め尽くした感動が溢れ出てきたことによる透明な滴だ
「あ、また泣いてる」
『だって、こんな素敵なプレゼント…』
「"私には勿体無い"とか言ったら怒るよ」
だって、本当にそうなの。
私なんかには勿体無いの
綺麗なダイヤモンドのピアスも
素敵な素敵なあなたも。
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run(プロフ) - みんみんさん» コメントありがとうございます(*^^*)みんみん様の幸せに少しでも貢献できてとても嬉しいです（ ; ; ）♡また機会がありましたらテイルさんのお話しを書きたいと思ってるので、その時はまたよろしくお願いします♡ (2023年2月20日 23時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎話とても楽しく読ませていただきました！イリチルの兄組好きなのでテイルさんのお話が読めて幸せでした。 (2023年2月19日 4時) (レス) @page25 id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - Kikiさん» Kikiさん！実は私、Kikiさんの書くお話しが大好きなんです（ ; ; ）♡コメントいただきとても光栄です！これからもどうぞ楽しんでくださいね♩ (2023年1月23日 17時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - テイルペンなので素敵なお話読めて嬉しいです(;o;)これからも楽しみにしてます〜！ (2023年1月23日 15時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - あささん» コメントありがとうございます！そしてこれからも楽しんで下さいね(*^^*) (2023年1月22日 1時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年1月18日 2時
