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『あの、ノラの事返してくれません？』
「んーでもこの子が俺の膝から動きたくなさそうなんだけど？」
ジェヒョンさんにそう言われて再びその膝に目を移すと、未だに気持ちよさそうに目を閉じてリラックスムードに入っているノラが確認できて呆れる私。
するとそんなノラを両腕で抱え始めたジェヒョンさんはゆっくりと立ち上がると、私を見下ろした
「じゃあ、行こっか」
『え、行くってどこに…』
「んー？ノラの家」
なに突っ立てんの？ほら行くよ、なんて言いながら公園の入り口の方へ歩き出したジェヒョンさん
なんだかよく分からないけどノラを人質に取られているからその後ろ姿を追いかけるしか私に残された選択肢はなくて。
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「あぁ〜文房具屋さんのお孫さんなんだ」
『はい。あの、なんかすみません。送ってもらう感じになっちゃって』
「違うよ。俺はノラを送ってるの。」
『……………。』
ほぼ初対面の彼と他愛無い話をしながら夜道を歩く。さっきまでパラパラと降っていた雪はいつの間にか止んでいて、夜空には綺麗な星がいっぱい輝いていた
ジョンウと一緒にいる時の星空は神秘的に見えるのに、ジェヒョンさんといる時の星空はなんだか暖かく洗礼されたものに見える。それはまるで、遠い昔にどこかで見たことがあるような懐かしい気持ちにさせられるような感覚
「Aちゃんは彼氏いる？」
『え！何ですか突然！』
「いや、もし居るなら俺とこうして一緒に歩くのよくないかなって」
『あぁ、大丈夫ですよ。ジョンウはそうゆうの気にしないと思うので』
「へぇージョンウと付き合ってるんだ、それはびっくり」
あ、しまった…と思いながら顔を歪めた私を見るなりフハハっと笑ったジェヒョンさん
その垂れた目尻がなんとも憎たらしくて、可愛くて。目のやり場に困った私は彼の腕の中で未だに丸くなっているノラへと視線を移した
「ジョンウに彼女が出来たって本当だったんだ」
『え、もしかして噂になってます？』
「どうかな。俺はミンジから聞いたから」
『あぁあの可愛らしい先輩ですね…』
「あいつ、泣きながら俺に電話してきてさ。ジョンウが後輩と付き合っちゃった〜って」
『………え？泣きながら？』
「…………………え？……あ……うん。………………今の忘れて？」
いやいや、忘れられるわけないんだけど。
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run(プロフ) - おもちさん» こちらこそ、そんな素敵なコメントをして下さりありがとうございます🥹🙏💓 (9月22日 16時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 心温まる素敵なお話ありがとうございました😌💚 (9月15日 19時) (レス) @page49 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - もちこさん» もちこさん！とても素敵で感動的なコメントありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです〜（ ; ; ）❤️これからももっともっといい作品を作っていきたいと思ってるので、是非よろしくです🙇♂️💙 (9月13日 9時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 文字数の関係からいくつもコメントしてしまい失礼致しました💦 今後もrunさんの作品を楽しみに応援しております.......🙏🏻💚 (8月21日 1時) (レス) id: fa93449f5b (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 登場人物全員が魅力満点で、ずっとこの世界を眺めていたいなあと噛み締めております😂連載お疲れ様でした、本当に素敵な作品をありがとうございます！ずっと心に残り続ける大好きな作品です😭 (8月21日 1時) (レス) id: fa93449f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年1月23日 16時
