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「ねぇ〜A〜、ノラ知らない？」
それは、1月下旬のとある晴れた冬の日
『さっきコタツにいたよ』
「んー今はいないのよ〜。外に出ちゃったのかしら…。あの子妊娠中だったし心配なのよ。ほら、外は寒いでしょう？」
『確かに…私探してくるよ』
日曜日の夕方、冬のこたつの中、温かいココア
睡眠導入剤にはもってこいの三拍子に抗えずにテーブルの上に頭をつけてうたた寝していた私は目を擦りながら背伸びをした
「暗くなってきたから気をつけてね」と言いながら申し訳なさそうな顔をする母に笑顔で『大丈夫！絶対見つけてくるから任せて！』と答えたものの、窓から覗く外からは小さな雪がパラパラと舞っているのが伺えてギョッとする。
しかしこの期に及んで前言撤回など出来るわけもなくて。自分の部屋に行きスウェットからバギージーンズに履き替えてショート丈の白いファーコートを羽織り玄関に向かった。シューズ棚からブラウンのムートンブーツを取り出してすぐさまそれに足を通して家を出る
紫色に近いなんとも気持ちの悪い色をした空からゆっくりと降る雪が私の頬に落ちて溶けていく
なんでこんな日に限って脱走するかなぁと思いながら、切ったばかりの前髪を整えた
ノラは、ソウルに住んでいた頃から飼っている猫。ここに越してくる時も一緒に連れてきたマンチカンだ。そしてなんと只今妊娠中。もういつ産気づいてもおかしくない状態なのだ
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『ノラ〜どこ〜』
家の周辺を隈無く探すも、猫一匹見当たらなくて愕然とする
あんなに大きくなったお腹を抱えて遠くに行くのは考えにくいし…いや、猫はそうゆうの関係ないのかな？
冬の日の短さをこんなにも憎んだことは今まであっただろうか。辺りは先ほどよりもかなり暗くなってきている。
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『ここどこ…』
休むことなくノラを探し続けていた私は、いつも間にか家からだいぶ離れた場所にある高台のような公園に辿り着いていた
スマホで時間を確認すると、もう既に18時を回ろうとしていて公園の街灯がポヤンと点灯しているのをボーッと眺める
『はぁ……寒い』
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run(プロフ) - おもちさん» こちらこそ、そんな素敵なコメントをして下さりありがとうございます🥹🙏💓 (9月22日 16時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 心温まる素敵なお話ありがとうございました😌💚 (9月15日 19時) (レス) @page49 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - もちこさん» もちこさん！とても素敵で感動的なコメントありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです〜（ ; ; ）❤️これからももっともっといい作品を作っていきたいと思ってるので、是非よろしくです🙇♂️💙 (9月13日 9時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 文字数の関係からいくつもコメントしてしまい失礼致しました💦 今後もrunさんの作品を楽しみに応援しております.......🙏🏻💚 (8月21日 1時) (レス) id: fa93449f5b (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 登場人物全員が魅力満点で、ずっとこの世界を眺めていたいなあと噛み締めております😂連載お疲れ様でした、本当に素敵な作品をありがとうございます！ずっと心に残り続ける大好きな作品です😭 (8月21日 1時) (レス) id: fa93449f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年1月23日 16時
