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ジョンウと恋人同士になってから早くも2週間が経とうとしていた今日この頃。
学校終わりの放課後、私達は相変わらずいつもの駄菓子屋の古びたベンチで肩を並べていた
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「そういえばAって初詣行った？」
『うん、行ったよ。おみくじも引いた』
「結果は？」
『なんとなんと。………小吉でした』
縁起のいいものが大好きな私にとってその結果は受け入れ難く、すぐにおみくじ掛けに小吉と書かれたおみくじを結びつけた初詣。
忘れかけていたその事実がジョンウの発言によって再び蘇る。
あぁ、今年は運悪いのかもなぁ…なんてね
「………これ、あげる」
私の発言以降少しの沈黙を置いて、ようやく口を開いたジョンウはボロボロのベンチを軋ませながらポケットから何かを取り出した。
その手に握られた"何か"は、なにやら小さく折られた紙のようで。
どうゆうことなのだろうと思いながら、遠慮がちにそれを受け取りゆっくりとその紙を開いた私は、目を大きく見開いた
『うわぁ…大吉だぁ』
「Aにあげる。こうゆうの好きでしょ」
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それは、何度でも起こる出来事じゃないはずだ
当たりのアイスの棒をくれたあの時も
今私の手にある大吉と書かれたおみくじも。
『いいの？ジョンウの今年の運気下がるかもよ？』
「いーの。俺はもうAと付き合えた時点で人生そのものが大吉みたいなもんだし」
『ふふ…なにそれ、変なのー』
彼の、不器用な優しさが
その、恥ずかしそうにそっぽを向いた横顔が
とんでもなく愛しくて、暖かくて。
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「寒い…」
『私はポカポカだよ』
「えーA寒がりじゃん」
『へへ、心がぽっかぽかなんだよーっだ』
嬉しくて、楽しくて、大切で。
浮き足立つ私は、ブランブランと自分の足を地につけたり宙に浮かせたりを繰り返す
「俺は体が寒い。Aとくっつきたい」
『外だよ？それにお店の中からジョンウのお母さんに見られたら恥ずかしいよ』
「…………わかった、我慢する」
16歳、冬
まだ、付き合ったばかりの私達
大丈夫。ジョンウとならうまくやれる。そう信じて疑わなかった
恋人というのは、友達なんかよりもっとずっと繊細かつ脆いということも知らずに。
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run(プロフ) - おもちさん» こちらこそ、そんな素敵なコメントをして下さりありがとうございます🥹🙏💓 (9月22日 16時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 心温まる素敵なお話ありがとうございました😌💚 (9月15日 19時) (レス) @page49 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - もちこさん» もちこさん！とても素敵で感動的なコメントありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです〜（ ; ; ）❤️これからももっともっといい作品を作っていきたいと思ってるので、是非よろしくです🙇♂️💙 (9月13日 9時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 文字数の関係からいくつもコメントしてしまい失礼致しました💦 今後もrunさんの作品を楽しみに応援しております.......🙏🏻💚 (8月21日 1時) (レス) id: fa93449f5b (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 登場人物全員が魅力満点で、ずっとこの世界を眺めていたいなあと噛み締めております😂連載お疲れ様でした、本当に素敵な作品をありがとうございます！ずっと心に残り続ける大好きな作品です😭 (8月21日 1時) (レス) id: fa93449f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年1月23日 16時
