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私と同い年の人はこの島に8人しか居ない
小学校と中学校は同じ校舎だったけど高校は校舎が別になる。と言っても島にある勇逸の小中高ながらに変わらぬメンバーと高3までずっと一緒なのだ
しかし、中3からこの島に移り住んできた私にとってはまだ見ぬ先輩達の存在をやっと拝む事が出来る楽しみだけはまだ残っていた
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「おはよ。制服似合ってるね」
『マークおはよ〜。また隣の席だね』
真っ黒だった髪の毛を茶色に染めて真新しい制服を着崩す彼は、去年よりもかなり垢抜けたように見える。
後輩からも同級生からも絶大な人気を誇るマーク
なんでも彼を好きな女の子達に言わせてみれば、屈託のない少年のような微笑みに母性をくすぐられるんだとか。それでいてたまに見せる色気に満ちた眼差しが堪んない！とも言ってた
「なに、俺が隣じゃ不満？」
『物は考えようだよ！イマーク！』
真面目なくせにセンスは良くて、ガードが硬いくせに気さくなマーク。私はそんな彼が大好きだ。勿論友達として
転校初日でガタガタに緊張していた私に一番最初に話しかけてくれたのはその当時クラスの学級委員長を務めていたマークで。小さな校舎の中を一つ一つ丁寧に案内してくれたり、まだ引っ越して来たばかりで土地勘がない私を気遣って帰りは毎日家まで送り届けてくれたり
マークがいたお陰で私はすんなりとクラスに馴染む事が出来たし、この島で作る予定のなかった"親友"と呼ぶには、私とマークの関係を表す最も最適な言葉と言える
「どう？新しい校舎」
『別に、クラス発表とかないしねぇ』
「うわなに都会人ぶってんの。"元"のくせに」
『人生の殆どがそうだったんだから仕方ない』
「鼻に付くなぁ、その感じ」
別に田舎すぎるこの島を馬鹿にしてるわけじゃなくて、洒落っ気ずくマークを少し揶揄いたくなっただけなのだが
私の小さな悪戯心は思いの外プライドの高い彼の機嫌を損ねてしまったらしい
「クラス替えなんて無くていいじゃん」
『んー、賛否両論だね』
「Aは俺とクラスが離れてもいいの？」
それはダメだけど〜と言いながら隣の席に座るマークに目をやると、真剣な顔に真っ直ぐな眼差しを私に向けていた
両手で顔を支えるように頬杖つく私は、その視線から何故か逃げたい衝動に駆られ、ブレザーの袖からはみ出したカーディガンを爪が隠れるまで引っ張り出して、顔を覆って黒板の方を向いた
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run(プロフ) - おもちさん» こちらこそ、そんな素敵なコメントをして下さりありがとうございます🥹🙏💓 (9月22日 16時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 心温まる素敵なお話ありがとうございました😌💚 (9月15日 19時) (レス) @page49 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - もちこさん» もちこさん！とても素敵で感動的なコメントありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです〜（ ; ; ）❤️これからももっともっといい作品を作っていきたいと思ってるので、是非よろしくです🙇♂️💙 (9月13日 9時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 文字数の関係からいくつもコメントしてしまい失礼致しました💦 今後もrunさんの作品を楽しみに応援しております.......🙏🏻💚 (8月21日 1時) (レス) id: fa93449f5b (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 登場人物全員が魅力満点で、ずっとこの世界を眺めていたいなあと噛み締めております😂連載お疲れ様でした、本当に素敵な作品をありがとうございます！ずっと心に残り続ける大好きな作品です😭 (8月21日 1時) (レス) id: fa93449f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年1月23日 16時
