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その後はとくに何事もない一日を過ごすことができ、すぐに放課後になった。
「ねぇ、やっぱり私バイト休もっか？」
『ううん、本当に大丈夫だから』
下駄箱付近には下校しようとする生徒達で溢れかえっていて、その中に私とユンアも並ぶ
ローファーに履き替え学校の門まで歩いている間、ユンアはずっと私を心配していた。そんな心優しい幼馴染に『心配しすぎだよ』と何回も言いながら校門を抜けようとした、その瞬間…
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「あ、来た来た。おーい、Aー」
毎日毎日、誰かしらが私の名前を意味もなく呼ぶ。
振り返れば知らない顔の人たちが私を見て薄ら笑いを浮かべながら手を振ってきたり、かと思えば名前を呼んでおきながら目を逸らして知らんぷりしてくる人もいる。そんな中でもこの声だけは、振り返らずとも目を閉じていても
誰なのかなんて、すぐに分かってしまうから
「げげ、ドンヒョク…」
校門にもたれかかりながら腕を組んでこちらを見ているドンヒョクと、その存在を確認するや否や一瞬で嫌そうな顔をするユンア。そして私は、ドンヒョクを見つめたまま驚きすぎて足が動かなくなっていた
だって、こんなこと
あの約束をした日から一度もなかったから
『な、なんで…』
「なんでって(笑)昨日言ったじゃん。明日暇？って」
『それはそうだけど…』
まるで自分の行動は正しいと言わんばかりのこの傲慢な態度も、そのくせ無駄に温かく優しいこの綺麗な声も、熱のこもった紫色の視線も
危険だ
一見何の変哲もない美味しそうな果物に猛毒があるように噛み付いてしまえば最後、苦しくて、後戻りはできなくなってしまうような、そんな不条理が成立してしまうのがこの男の本質だ
「今日は俺と一緒に帰ろうよ。話したいことあるしさ。いいよねユンア」
「っっ！…まぁ…Aが1人で帰るよりマシだけど…」
うーんと腕を組んで悩んでいるユンアを他所にゆっくりと私に近づきあっという間に目の前まで来てしまったドンヒョク。慌てて周りを見渡すとチラホラと生徒達が私達の横を通り過ぎて行くようで、その目線が気になって仕方ない私は途端に焦る
『ちょっと、駅に着くまでは離れて歩いて』
「はー？なんでだよ。学校外では話していいんだろ？」
『……！！そ、そうだけど…』
あぁ
愚かな私よ
どうか、これ以上毒にやられないでくれ
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run(プロフ) - ちょんぽむさん» わぁ（ ; ; ）♡そんな事を言って頂けて本当に光栄です🥹💓最後まで読んでいただけただけでも嬉しいのに沢山キュンもしてくれたんですね😭嬉しいです❤️ (10月21日 23時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - 完結お疲れ様でした…！runさんの書くドンヒョク良すぎるしお話も好きすぎていつも楽しく読ませて頂いてました🥹たくさんキュンしましたありがとうございました😭💕 (10月19日 10時) (レス) @page41 id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - Kikiさん» わぁKikiさんだ〜（ ; ; ）♡いつもコメント本当にありがとうございますぅ（ ; ; ）♡励みになるし、何より凄く嬉しいです♡これからも頑張ります(*^^*)♡ (10月5日 14時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - 完結したらコメントしようと思ってたんですけど無理でした(;_;)今回のお話もかわいくてめちゃくちゃ好きです〜(;_;)気早すぎますが次回作も楽しみです(;_;)💓 (10月5日 9時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年6月8日 17時
