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「ダル。もういいわ」
野次馬達に焦ったのか、髪をかきむしりながら怠そうに立ち去っていくスンウという男は最初こそは明るく社交的に見えたものの、最後は真逆でとても荒んだ目をして私とドンヒョクを見ていた
「ごめん。学校で話しかけちゃった」
『ううん、大丈夫。それより…」
先程から野次馬達の視線よりも遥かに強い視線を浴びせてきていた人物が1人いたのを私は分かっていた。その事をそれとなくドンヒョクに目線で伝えると、「あぁ、あいつはただのクラスメイトだからいいんだよ」なんて言っている。ただのクラスメイトに頭ポンポンが平気で出来ちゃうドンヒョクだからこそ、やっぱり簡単にこの人には期待してはいけないのだ。私も、あの子も。
「ユンア、悪いけどAのことよろしくね」
「は？あんたにそんな事言われなくてもAは私が守るし。てかあんたがAを助けなくても私だってあの時助けようとしてたんだから！」
「あ、そ」
「むかつくー。A行こ」
なんでドンヒョクとユンアってこんなに仲が悪いのだろうと定期的に考えてはいるものの、その答えは未だに出ていない。ぷくーっと頬を膨らませながら私の手を引き2組の教室に向かって歩き出したユンアの背中はその小さな身長ながらにとても逞しく見えて、ほんの少し感動してしまった。
「Aごめん。私が助ければ良かった」
『いいの。ユンアは女の子だし、あそこは私がどうにかするべきだった』
「なに言ってんの。弱虫のくせに」
『弱虫も弱虫ながらに頑張る時だってあるんだよ』
私の発言を聞いて、ほんの少し目を見開いたユンアはすぐに呆れた顔に成り代わり「口だけは一丁前」なんて言う。心なしか棘のあるその言葉は、私には何故かくすぐったく感じた
「スンウってやつかなりヤバいね、これから警戒しないと」
『うん…』
「私今日バイトだからいつもみたいに最寄駅で解散になるけど大丈夫？こんな事が起こった後だから、本当ならAんちまで送ってあげたかったけど…」
『大丈夫だよ、人通りが多い道で帰るから』
本当は、少し不安
だけどこれは、私が自分でなんとかする問題だから
ドンヒョク同様にユンアにも、迷惑かけたくないし。
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run(プロフ) - ちょんぽむさん» わぁ（ ; ; ）♡そんな事を言って頂けて本当に光栄です🥹💓最後まで読んでいただけただけでも嬉しいのに沢山キュンもしてくれたんですね😭嬉しいです❤️ (10月21日 23時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - 完結お疲れ様でした…！runさんの書くドンヒョク良すぎるしお話も好きすぎていつも楽しく読ませて頂いてました🥹たくさんキュンしましたありがとうございました😭💕 (10月19日 10時) (レス) @page41 id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - Kikiさん» わぁKikiさんだ〜（ ; ; ）♡いつもコメント本当にありがとうございますぅ（ ; ; ）♡励みになるし、何より凄く嬉しいです♡これからも頑張ります(*^^*)♡ (10月5日 14時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - 完結したらコメントしようと思ってたんですけど無理でした(;_;)今回のお話もかわいくてめちゃくちゃ好きです〜(;_;)気早すぎますが次回作も楽しみです(;_;)💓 (10月5日 9時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年6月8日 17時
