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コンコン…
「おーい、部屋にいんだろー電気ついてるし居留守は効かないぞー」
外側から私の部屋の窓をノックしてくるドンヒョクによって、過去を観ていた私の意識が瞬時に現代へと呼び戻される
ドンヒョクにこの窓をノックされるたびにいちいちニヤけてしまうのは、恋の病のせいなのか。なんて浸っている間も無く徐々に激しくなっていくノック音に急かされるようにあわてて無表情の仮面を顔面に取り付けて窓を開けた。すると、不貞腐れた顔をしたドンヒョクが窓の淵に頬杖つきながらこちらを見ていた
「なんで逃げたの」
『なにが？』
「さっき、明日暇？って聞こうとしたのに」
『………へぇ、そうだったんだ』
なんとなく分かっていたけど知らないフリをする私を見て、やれやれと言わんばかりに呆れた顔をしたドンヒョクが、今度は何か思いついたような表情になり変わって私に向かって指を刺す
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「なぁ、久しぶりにそっち行っていい？」
その、私を捕らえて離さない眼差しも、纏う色気も、漂う哀愁も、
悲しくなるほど、大好きで。
『無理。私もう寝るから』
でも、決してバレてはいけないこの気持ち。あのユンアにすら言ったことがない今世紀最大の秘密は私だけが知っている。だから、興味のないフリをしてあなたを見て、何も感じてないフリをしてあなたと話すの。
「何言ってんの、まだ20時前だしお前さっき帰ってきたばかりじゃん」
『いーの。寝るの』
「風呂にも入ってないのに？」
『………………お風呂に入ったらすぐ寝るの』
「夜ご飯は？食べてないだろ？」
『…………今日はユンアとファミレスで食べてきたもん』
その瞬間ドンヒョクの表情が途端に曇り始める。
「なに、またおばさんとおじさんいないの？」
『………………2人とも忙しいから』
やめてよ、そんな心配そうに私を見ないで
「ユンアに泊まりにきて貰えばよかったじゃん」
別に、寂しくなんてないし。
「ねぇ、やっぱりそっち行っていい？久しぶりに2人で映画でも見ようよ」
ダメ、絶対に。
それを許してしまえば、私は懲りずにまた、あなたに愚かな期待をしてしまうだろうから
だから
『本当に大丈夫だよ。ごめんね、ドンヒョク』
私は、一生あなたから距離をとる
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run(プロフ) - ちょんぽむさん» わぁ（ ; ; ）♡そんな事を言って頂けて本当に光栄です🥹💓最後まで読んでいただけただけでも嬉しいのに沢山キュンもしてくれたんですね😭嬉しいです❤️ (10月21日 23時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - 完結お疲れ様でした…！runさんの書くドンヒョク良すぎるしお話も好きすぎていつも楽しく読ませて頂いてました🥹たくさんキュンしましたありがとうございました😭💕 (10月19日 10時) (レス) @page41 id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - Kikiさん» わぁKikiさんだ〜（ ; ; ）♡いつもコメント本当にありがとうございますぅ（ ; ; ）♡励みになるし、何より凄く嬉しいです♡これからも頑張ります(*^^*)♡ (10月5日 14時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - 完結したらコメントしようと思ってたんですけど無理でした(;_;)今回のお話もかわいくてめちゃくちゃ好きです〜(;_;)気早すぎますが次回作も楽しみです(;_;)💓 (10月5日 9時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年6月8日 17時
