22.ー過去ー ページ22
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逃げるのは、多分無理だ
「俺、リアの友達のヨハン。高校1年生だから、Aちゃんの一個上だよ」
この、誰も聞いてないのに勝手に自己紹介をしているふざけた男は、多分私をこの教室から出してくれる気配はまるでなさそうだし。
「北高校ってどんなところか知ってる？」
知ってるよ、ヤンキーばっかりが在学してる
地元で最も荒れてる高校でしょ？
「あれ、全然ビビんねーじゃん。つまんねーの」
リアちゃんてば、こんな危なそうな友達がいるなんて。そもそも、こんな事をして一体何を考えてるんだろう？意味わかんない
「俺ら、今日はAちゃんにお話があってさ」
そう言って、ヨハンと名乗る男が私の腕をガッと掴む。
そこでようやく、私は全身鳥肌が立つほどの恐怖と危機感を覚えて
ゴクリと唾を飲み込んだ。
「なんかリアがさ、ドンヒョクって奴のこと好きなんだって。そんでさ、Aちゃんが邪魔らしいんだよね」
『……はい』
「そんで、提案があるんだけど」
ふふっと怪しげに笑うヨハンさんは、私の腕を掴む力を強めて引き寄せる。
顔をグッと近づけて来て、少し動けば唇が当たってしまいそうな距離で私を見つめる
「Aちゃんがドンヒョクから離れれば、俺らは何もしない。簡単でしょ？」
『………………………嫌だって…言ったら？』
なんで、こんな人達にそんな事言われなきゃいけないのって
そんな考えが私の脳を埋め尽くして
だんだんとそれは怒りに変わっていく。
ジワっと涙が目に溜まっていってるのが、カッコ悪くて。
でも、ドンヒョクの事も、こんな簡単に諦めるわけには行かない。
「嫌だって言うなら、ドンヒョクがどうなってもいいの？って話しになるね。それからAちゃんも、ただじゃ済まないよ？なんならリアに、Aちゃんが反抗的な態度とったらここで襲っていいって言われてるし」
え、なにそれ
リアちゃん…
そこまでドンヒョクが好きなの？
そこまで私が嫌い？
私は、ドンヒョクの恋愛対象外なのに？
「どうする？ここで俺らに襲われてドンヒョクも俺らに締められるか、Aちゃんが身をひいて全部綺麗に収めるか。ねぇ、どっちにする？」
悔しい。
こんなの、理不尽すぎる
こんな奴らの言うことなんて、聞きたくない
でも
ドンヒョクの事は、守りたい
私なんかはどうなってもいいから
ドンヒョクが酷い目に遭うのは
絶対嫌だ…
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run(プロフ) - ちょんぽむさん» わぁ（ ; ; ）♡そんな事を言って頂けて本当に光栄です🥹💓最後まで読んでいただけただけでも嬉しいのに沢山キュンもしてくれたんですね😭嬉しいです❤️ (10月21日 23時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - 完結お疲れ様でした…！runさんの書くドンヒョク良すぎるしお話も好きすぎていつも楽しく読ませて頂いてました🥹たくさんキュンしましたありがとうございました😭💕 (10月19日 10時) (レス) @page41 id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - Kikiさん» わぁKikiさんだ〜（ ; ; ）♡いつもコメント本当にありがとうございますぅ（ ; ; ）♡励みになるし、何より凄く嬉しいです♡これからも頑張ります(*^^*)♡ (10月5日 14時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - 完結したらコメントしようと思ってたんですけど無理でした(;_;)今回のお話もかわいくてめちゃくちゃ好きです〜(;_;)気早すぎますが次回作も楽しみです(;_;)💓 (10月5日 9時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年6月8日 17時
