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あぁ、部屋が真っ暗で良かった
多分今の私は、涙でぐちゃぐちゃの顔にプラスしてみっともないほど赤面しているし。
なんでいつもドンヒョクの前で私は可愛くいられないのだろう
ここで、この大きな背中に手を回して抱き締め返したりすれば、ドンヒョク好みの素直で可愛い女の子に少しでも近づけるのだろうか
「A？涙止まった？」
『…………うん』
「よし。もう大丈夫だからね、俺がいるし、すぐ隣にはめっちゃ怖い俺のお母さんとお父さんもいるから」
『おばさんとおじさん、私には優しいよ』
「それは他所行き用の顔だな」
ふふっと声に出して笑みをこぼした私を確認するなり、私を抱きしめるドンヒョクの腕が少し緩んで、「やっと笑ったー」と言いながらこちらの顔を覗き込んできて、ようやくここで私達は顔を合わせた。暗くてもちゃんと分かるドンヒョクの眼差しは、なぜか少し揺れている。そして、いつもの柑橘系のワックスの匂いとは違うムスクに似た香りが鼻をかすめて、それはシャンプーの香りだと言う事に気がつき、胸がくすぐられる
「とりあえず俺の親に電話して警察呼んでもらお。俺のスマホ部屋に置いてきちゃったからAのスマホかして」
『あ、うん』
「あと電気つけようよ」
『待って、だめ』
「なんで？」
だって、私今凄いぐちゃぐちゃな顔してるもん。まだ暗いからいいものの明るい光の下では絶対見られたくないもん
『と、とりあえず！警察来るまではこの部屋の明かりは消したままの方がいいと思うの。私がどの部屋にいるか分かったら、家の中に入ってきそうだし』
実際これはこれで本音だし、現にまだスンウは家の周りをうろついてる。ジャリジャリって足音が鳴り止んでないし。
「あーそっか。じゃあまず電話するわ」
私の下手な言い訳にあっさり納得したドンヒョクは、その後スムーズにドンヒョクのお母さんに事情を話して、無事警察にも連絡してくれた。
『あのさ、ドンヒョク』
「んー？」
『ありがと』
「え…」
『嬉しかった、ドンヒョクが来てくれて。だから、ありがとう』
「嘘だろ…Aが素直にお礼言ってる…」
そんなに驚かなくていいじゃん。だって仕方ないじゃん。
この、薄暗い部屋の中なら
ドンヒョクの暖かい腕の中にいる今なら
いつもより、素直になれそうな気がしたから。
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run(プロフ) - ちょんぽむさん» わぁ（ ; ; ）♡そんな事を言って頂けて本当に光栄です🥹💓最後まで読んでいただけただけでも嬉しいのに沢山キュンもしてくれたんですね😭嬉しいです❤️ (10月21日 23時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - 完結お疲れ様でした…！runさんの書くドンヒョク良すぎるしお話も好きすぎていつも楽しく読ませて頂いてました🥹たくさんキュンしましたありがとうございました😭💕 (10月19日 10時) (レス) @page41 id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - Kikiさん» わぁKikiさんだ〜（ ; ; ）♡いつもコメント本当にありがとうございますぅ（ ; ; ）♡励みになるし、何より凄く嬉しいです♡これからも頑張ります(*^^*)♡ (10月5日 14時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - 完結したらコメントしようと思ってたんですけど無理でした(;_;)今回のお話もかわいくてめちゃくちゃ好きです〜(;_;)気早すぎますが次回作も楽しみです(;_;)💓 (10月5日 9時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年6月8日 17時
