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『なんで殴るの』
「だってムカつくじゃん」
『なんでよ、意味わかんない』
「いいから早く教えて」
なにを言ってるの？
なんでそんなにいつも傲慢なの？
そして、そんなドンヒョクに胸をときめかせてしまう私はなんて愚かなんだろう
『はぁーーー』
「うわ、めっちゃ大きいため息つくじゃん」
『もういい、帰る』
「あ、おい！ちょっと待てよ」
くるっと体の向きを変えて自分の家に向かって歩き始めた私を必死に追いかけてくるのは、小学生みたいな思考を持つ高校生男子だ
『もう着いてこないで、ドンヒョクは自分の家に帰って』
家の玄関まで辿り着いた私は、すぐさま鍵を開けてドアのぶに手をかけた。
そして真後ろに立つドンヒョクを見ないまま言葉をかける
もう今日は色々ありすぎて疲れたし、これ以上ドンヒョクといると頭がおかしくなりそうだし。無意味な期待もしたくないし
「待てって、話し聞けよ」
『もういいから、好きな人はそのうち教えるから』
「ちげーよ。お前さ…」
その瞬間スクール鞄を持っていた方の腕をドンヒョクに掴まれ、グイッと後ろに引かれる
え？と思う間も無くバランスを崩してよろけた私の背中は、力強いドンヒョクの胸にピタッとくっついてしまった
フワッとした柑橘系の匂いが強く感じられ、一瞬にして私の心臓はバクバクと動き出す。
なにこれ、やばい、今私…軽くバックハグされてない？
『ちょっと…ドンヒョク…なにしてんの』
「だってA、逃げるから」
私の首にぐるっとドンヒョクの長い腕が巻き付いていて、解こうとしても力の差は歴然で。
ブワーっと顔に熱がこもっていく私はそれをドンヒョクに見られないように必死だ。一方ドンヒョクはこんな事、私じゃない女の子達にも平気でできちゃうから勿論慣れてるのだろう。
「ねぇ、今日もおばさんとおじさんいないの？」
『え？そうだけど。てか、一旦離して』
「最近ずっと帰ってきてなくね？」
『仕方ないよ、2人とも忙しいから』
「大丈夫なの？家の事1人でやってるんでしょ？」
『大丈夫だよ、いつものことじゃん。それに、ドンヒョクには関係ないでしょ？』
「……………………俺に心配されるのは、迷惑？」
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『迷惑じゃないよ。ただ、心配されるのが、慣れないだけ』
嘘。本当は嬉しくて暖かくて、居た堪れないの
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run(プロフ) - ちょんぽむさん» わぁ（ ; ; ）♡そんな事を言って頂けて本当に光栄です🥹💓最後まで読んでいただけただけでも嬉しいのに沢山キュンもしてくれたんですね😭嬉しいです❤️ (10月21日 23時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - 完結お疲れ様でした…！runさんの書くドンヒョク良すぎるしお話も好きすぎていつも楽しく読ませて頂いてました🥹たくさんキュンしましたありがとうございました😭💕 (10月19日 10時) (レス) @page41 id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - Kikiさん» わぁKikiさんだ〜（ ; ; ）♡いつもコメント本当にありがとうございますぅ（ ; ; ）♡励みになるし、何より凄く嬉しいです♡これからも頑張ります(*^^*)♡ (10月5日 14時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - 完結したらコメントしようと思ってたんですけど無理でした(;_;)今回のお話もかわいくてめちゃくちゃ好きです〜(;_;)気早すぎますが次回作も楽しみです(;_;)💓 (10月5日 9時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年6月8日 17時
