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「好きです、付き合ってください」
恥ずかしげもなく大きな声でそう言った目の前の彼に驚いたのは、告白された事実よりもその勢いに圧倒されたからで。
『ごめんなさい、私好きな人がいるの』
「うん、噂で聞いた。そうやっていつも色んな人の告白を断ってるんでしょ？」
『………………。』
テンプレと化した告白を断る言葉を口にすれば、悲しみを込めた瞳で私を見る目の前の彼。そんな顔をされたところで私はあなたの名前も知らないしあなただって私の何を知って告白してきたのか。喋った事だってないのに。なんて
そんなこと、言えるわけもなく。
『それじゃあ、私行きますね』
「うん、来てくれてありがとう」
早くこの場から去りたくて、早々に名前も知らない彼に小さな別れを告げると、明るく送り出してくれた。私はそのまま振り返らずに中庭を後にする
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「A〜どうだった？」
『あ、ユンア。帰ったんじゃなかったの？』
「だってどうなったのか気になっちゃって」
『なにそれ、やめてよ』
教室に戻れば放課後だというのに未だにチラホラと生徒たちが残っていて、みんな暇だなぁと心の中で思う。その中の1人に幼馴染のユンアがいたのだけど、教室に入った私を見つけるなりすぐさま駆け寄り話しかけてきた。
ユンアとは去年は別々のクラスだったけど、高校2年生になった今年は運よく同じクラスになれて、内心すごく嬉しい私は彼女のボブヘアーが歩くたびにフワンフワンと上下するのを見ながらほんの少し微笑んだ。
「みてみて、あそこにいる男子達、みんなAの事見てる」
一つ下の学年かなー？と続けて話すユンアは、帰ろうと下駄箱まで辿り着きローファーに履き替えてる私の腕を軽く引いた。
「早く行こ、視線がチクチクささる」
コクンと頷く間も無くユンアが私を今一度引っ張る。
「あれがA先輩？」
「Aせんぱーい、こっち見て〜」
知らない人に名前を呼ばれて手を振られるのはいまだに慣れなくて。無視したいのにいざ自分の名前を呼ばれると、どうしても反射神経が働いて顔をむけてしまう。
「あ、こっち見た。ラッキー」
今日もまた
知らない人が私の名前を呼んでいる
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run(プロフ) - ちょんぽむさん» わぁ（ ; ; ）♡そんな事を言って頂けて本当に光栄です🥹💓最後まで読んでいただけただけでも嬉しいのに沢山キュンもしてくれたんですね😭嬉しいです❤️ (10月21日 23時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - 完結お疲れ様でした…！runさんの書くドンヒョク良すぎるしお話も好きすぎていつも楽しく読ませて頂いてました🥹たくさんキュンしましたありがとうございました😭💕 (10月19日 10時) (レス) @page41 id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - Kikiさん» わぁKikiさんだ〜（ ; ; ）♡いつもコメント本当にありがとうございますぅ（ ; ; ）♡励みになるし、何より凄く嬉しいです♡これからも頑張ります(*^^*)♡ (10月5日 14時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - 完結したらコメントしようと思ってたんですけど無理でした(;_;)今回のお話もかわいくてめちゃくちゃ好きです〜(;_;)気早すぎますが次回作も楽しみです(;_;)💓 (10月5日 9時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2023年6月8日 17時
