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PM6:57
『す、すみません…』
「遅刻じゃないんだし、謝らないでよ」
結局私は当然のように残業をしてしまい、待ち合わせの時間ギリギリに店の前に着くことは出来たものの
残業をせずに定時に上がったジョンウさんを待たせてしまった罪悪感から自然と口からは謝罪の言葉が出てきていた
しかし、残業するなよと私に言っておきながら19時にお店を予約してるあたり最初から私が残業をする事を想定してくれてたような気がして
なんだかんだやっぱり仕事が出来るジョンウさんは息を切らす私の事などお構いなしにお店のドアを開いた
『な、なんか凄くお洒落なお店ですね…』
「そんなに緊張しないでよ、ずっと気になってたお店だから来れて嬉しい」
相手がAちゃんだし尚更。と最後に付け加えるジョンウさんはご丁寧にウインクをしていて、少し胸がざわつく
そうは言ってもこの人はただの上司
そもそも今まで直属の上司の誘いを断り続けていた私にこそ問題がある訳でこれはデートでも何でもなく社会人としての付き合いとでも言いますか
などと変な言い訳をしたところで誰に聞かせる訳でもないのに私は一体何を考えているんだろう
このお店はジョンウさん曰く最近オープンしたばかりの本格イタリアンのお店なんだとか
全面ガラス張りに囲われた店内からは大通りを歩く人達がよく見える
会社の近く…つまり私の家の近くにこんな素敵なお店がある事に驚きつつ案内された席に着くと
すぐに運ばれてきたコース料理の最初の一品目がお酒だったことから次に来る料理はいったい何なのか、全く想像のつかないイタリアンのコース料理そのものに改めて心を躍らせた
スーツに身を包んだ彼は、このお洒落なお店の雰囲気にとても良く馴染んでいた。
運ばれてくる料理に一喜一憂しながらしっかり味わって食事を楽しむ私と、そんな私をボケーっと見つめてはハッとして目の前の料理を口に運ぶのを繰り返すジョンウさん
てっきりナナの事を根掘り葉掘り聞かれると思っていた私は、一向にその話題を振るそぶりすら見せてこない彼に拍子抜けしたと同時に
そんな彼が放つ独特の雰囲気とお店から流れるクラシックのBGMのコンビネーションに浸るのだった
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run(プロフ) - hkrさん» ありがとうございます（ ; ; ）途中作品が消えてしまってご迷惑をおかけしました（ ; ; ）大学編楽しみにしててください♡ (2022年11月29日 10時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - ephemeral7287さん» 楽しみにしててくれてありがとうございます♡大学編間も無く始まりますので少々お待ちを〜♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - wakaさん» わーい♡コメントいつもありがとうございます！大学編楽しみに待ってて下さい♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - まゆえまさん» うわお嬉しいお言葉♡ありがとうございます！大学編準備中ですので少々お待ちくださいね♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
hkr(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして、大学編楽しみにしてます🤍 これからも更新頑張ってください！！ (2022年11月29日 1時) (レス) @page41 id: fcc5d5eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2022年11月18日 14時
