壊れかけの呪術師は報われない

過去編 ページ5

「なぁ、そろそろ話せよ。おまえ、なんでこんなに懸賞金掛けられて命、狙われているんだよ」

あぁ、聞かれちゃったか

夜のバーにきており、今はとりあえず彼女の護衛は他の人がしている

「えっとね、私、……天元の直径子孫なんだよ。最後の」

「はっ？」

「正確には天元と同化した人間の子孫。それが私達、恐神家。この事実はほんの僅かな人間しか知らない。まあ、宗教には天元の野郎のせいでバレているわけ。そのせいで昔から命が狙われているし、懸賞金は年々上昇しているし、家族が死んだのもそのせい。私達の家が御三家同様なのもそのせい。私が御三家に重宝されてるのもね」

「色々と合点がついた。だからおまえはこの任務にいなくてはならない人間なんだな？ついでにおまえを抹消する為に仕込まれたんだな？おまえが」

「そういうこと。代々この任務には必ずうちの人間がつく。だけど生還した人間はいない。早い話、消されているんだよ。天元様の野郎の代わりになるからつまてね！」

「隠…隠は天元様の子孫でも俺の婚約者であることは変わりはないし、俺達の同級生だ。だから、あいつも俺でお前と天内を護る。絶対に」

「五条らしいな。ありがとう」

「どういたしまして、お姫様」

君が死ぬと困るよ、悟

君は最強にならなくてはないのだからね

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