壊れかけの呪術師は報われない

44話 ページ24

「成る程。父親を降臨させるわけか。あの宿儺が期待している伏黒の父を」

前に私が瀕死になった原因を呼び出すわけか

まぁ、彼なら勝てるだろう

「あの五条悟(大災害)が生まれたせいで自由にできなくなったんだ。そりゃあ、恨むだろうな」

あいつは生まれた時から既に世界を変える大厄災であった

呪霊の力が増している原因である

既に子供の時に私より若干高い数億を超える懸賞金をかけられてた

私が守られたのは五条悟という婚約者がおり、五条家が後ろ盾についていたからだ

正直いって当時はその事実にむかついていた

「ったく、後で封印ド派手に解いたら私がぶん殴ってるわ」

目の痛み、我慢できないんだよ

「あーあー、厄介なもの、置いていきやがったよ…帳を弄られた嫌がらせかしら？」

それにしても悪趣味しゅぎ

「勝手に人の友人のものに手を出すんじゃないぞ。全く」

私は黒閃を一分で連続で数百回繰り広げてぶっ飛ばした

「勝手に体、使われてるんじゃねえよ。夏油。お前がまだそこにいるのなら…ぶっ飛ばせ。おもいださせてやる。それだけだ」

「実に不愉快。不愉快…このままだとあれが目覚めて犠牲がでるな」

45話→←43話　五条悟視点

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す