ムードクラッシャー！ ページ11
「ほい。足痛いんやろ、はよ乗って」
私の方に向けられたショッピのひょろひょろとした背中。いつもより大きく見えるなんてことはなかった、いつも通りの弱そうな背中。だが女の私と比べるととても大きく感じる。
私は迷いなく乗っかり、ショッピの負担なんて関係なく私の全体重をかける。私が体重をかけても何ともないのか、よっこいせと立ち上がりノノカちゃんに話しかけるショッピ。
「ノノ、あの手紙おかんに渡しておけばええんやろ。」
「うん。次の親戚の集まりについてだから、必ず渡しといてよね。
A先輩、お気をつけて。」
きっとノノカちゃんは察してくれたのだろうか、特に追及はせずお気をつけてなんて…ノノカちゃんより約一年ほど長くこの世界で生きているがお気をつけてなんて言ったことないぞ。
ノノカちゃんを尊敬していると、動きだすショッピ。ゆっくりと私に負担が掛からないように歩いてくれているのであろう、怪我した時だけ優しくするんじゃなくて普段から優しくしてほしいな！！！！
「…おれ、結構焦ったんやからな。」
お前が居なくなったら、毎日一人で帰路辿ることになっとったわ。
心配したような声色でゆっくりと話し始めるショッピ、そしてそれに返事をするかのように鳴く私のお腹の音。昼飯食ってないんやからしょうがないやあないですか！そんな冷たい視線で見られたってお腹の音は制御できないんだ。
そうこうしている間に保健室についた。ショッピの両手は塞がっているため、普段より大きな声で失礼しますと声をかけた。すると気が利く保健室の先生はドアを開けてくれた。
経緯を話すとふかふかのベットに座らせてもらい、足にテーピングやら何かの薬を塗ってくれた。うー、ひりひりする。
「てかA、そんな足じゃ部活出れへんやろ。俺連絡してくるから待っとって」
その間は先生と安静にしとくっすよ。なんて言って保健室を出て行った。ホンマ気が利く男やな、そう感心していると保健室の先生もとい高畑先生が話しかけてきた。
「ちょっとAちゃ〜ん。やっとショッピくんと付き合ったの？」
先生早くくっつかないかなって思ってたんだ！にこにこと話す高畑先生はとても可愛らしい、流石元読モ。十代の頃とはいえ、やはり二十代になってもその美しさは変わらないんだな。
ね、どこまでやったの？！とキラキラした目で聞いてくる。付き合ってないのに私の静止の言葉も聞かない高畑先生、やはりまだまだ若いな。
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学パロ製造機(プロフ) - ゆず太郎さん» ゆ、ゆず太郎さん…！いっぱい褒めてくださってありがとうございます…めちゃめちゃ嬉しいです…！更新頑張ろうと思います！ (2020年5月3日 9時) (
レス) id: 42acd0250a (このIDを非表示/違反報告)
ゆず太郎(プロフ) - 久々のコメント失礼します！相変わらず最高です！推しの尊さが凄く表現されているし、何より面白い！！これからも無理せず更新頑張ってください！！ (2020年4月30日 23時) (レス) id: c1dbc98ef2 (このIDを非表示/違反報告)
鷺澤(プロフ) - ひなひなひなひなさん» わわ！ありがとうございます！！！毎秒更新…！任せてください！！() (2020年4月19日 1時) (レス) id: 42acd0250a (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - めっっっためったおもろいじゃないっすか！無理せずに毎秒更新がんばって下さい！（） (2020年4月16日 20時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
学パロ製造機うの(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！更新の糧になります〜…！頑張ります！ (2020年3月17日 20時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うのう | 作成日時：2019年10月6日 19時
