リボーン　～復讐の刃が折れる時…～ (ページ33)

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私の声は… ページ33

私は家に入ると、部屋に行った。

誰もいない部屋…誰もいない家…誰もいない周り…

私はベッドに倒れこんだ。

一人は慣れていたはずなのに…

孤独は慣れていたはずなのに…

ずっと一人だったはずなのに…

私の頬を涙が伝った。長い間、誰も信じなかった分、信じたときのうれしさが

大きかったのだろう。つらかった。とってもつらかった。

私の何かが…爆発するようにあふれだす。

私の何かが…熱くなってからこぼれだす。

私の何かが…縛られたようにきつくなる。

私は、しばらくの間、ずっとベッドに倒れこんだままだった。

どれぐらいたっただろうか。30分?いや、1時間?もしかしたらそれ以上かも

しれない。私は立ち上がった。そして、私の南京錠付きの引き出しをあける。

そこから注射器をとりだした。

中に入っている液体は、私の中にいるレミとウォルシュが私の中から別々の

体となってこっちに出てくるために使う物。つまり、これを使えば私は

多重人格じゃなくなり、レミもウォルシュも一つ一つの命を持つ。

レミもウォルシュも以前に死んだが、実際生きていた人物だから、あまり

使わないように言われたが、ココは日本。居たのはイタリアだし…

私は自分の腕に注射器を刺した。ﾁｸｯと、痛みが走ったが、心の痛みは

こんなものじゃない。私は、液体を体に入れた。

体がだるくなり、はきそうになった。すると、一度大きな衝撃が襲ったが、

気づくと、目の前には一人の少年と少女がいた。

レ「A…私が分かりますか?レミです。」

ウ「俺がウォルシュだ。」

二人は…私を助けてくれていたのは…この二人だったのか…

ウ「A…つらかったな。俺らはすべてしってる。」

レ「Aはがんばりました。もう我慢しなくてもいいんですよ？」

貴「…。」

私は黙ってレミの腕の中で泣いた。いままでたまっていた涙が全部…

我慢してた悲しみが全部…抱えていた怒りが全部…私の中から出て行った

気がした。

ウ「…。A。お前…もしかして…!?」

私も分かっていた。レミやウォルシュが気づくよりもずっと前に…私は…

ﾜﾀｼﾊｺｴｶﾞﾃﾞﾃｲﾅｲ･･･

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(*´д`;)…A様申し訳ございません。

なんか色々病ませてしまって…。