第五話 連行 立花side ページ7
「天女…？私は南蛮人なので詳しいことは何のことだか…先程のお二人に休憩しないかと誘われたものですからお言葉に甘えさせていただいたのですが急用を思いだしてしまいまして！」
もったいないことをしてしまいましたと言わんばかりの悲しい仕草をして天女は語った。
どうやらこの天女はこの時代に多少なりとも知識があるらしい。
小平太が苦無を喉元に当てているのにも関わらずヘラヘラとした態度の天女に苛つきを覚えつつもそれを隠して話す。
「南蛮から来られた方でしたか…ですがもし町に行かれるならその服装ではとても目立つでしょう。先程の場所は実は学園になっておりまして、女子生徒もいるので服をお貸ししましょう！ああ、それがいい。来てくださいますよね？」
「わ、かりました〜」
有無を言わせない言い方のおかげか天女は断念したかのように私の提案を飲み込んだ。
小平太へ目配せすると小平太は天女が持っている持ち物を文次郎に持たせて天女を俵担ぎした。
「忍術学園までいけいけどんどーん‼︎」
その言葉と同時に走り出した。心なしか天女の顔が青ざめていたがまあ気にする必要はないだろう。私たちも小平太を追うように走り出した。
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うん！ - ほうじ茶さん» お褒め頂きありがとうございます。これからも楽しんでいただけると幸いです (1月21日 2時) (
レス) id: 7fb5738de5 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - 今まで読んだ天女作品の中でダントツ面白いです！こういう性格の子好きです (1月18日 23時) (レス) id: 47dba8b665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うん！ | 作成日時：2023年12月24日 1時
