第四話 確保 ページ6
あ〜気まずいかもしれないこれ。
AAは猛ダッシュで森の奥へ奥へと走っていた。
あれから悪漢に胡椒をかけて逃げた後連れて行かれる場所がまさか忍術学園だったなんて。
私が13歳の時に行った忍術学園は先ほどの彼ら…六年生と三郎が二年生と一年生の時だった。
正直あの時は少しの間しかいなかったから向こう側には覚えられていないと思う。
ほら、小さい頃に会った教育実習生とか覚えていないでしょう？
だからいくらでも偽れると思うんだけど。
ああ、でも先生方にはバレてしまうかな？
いや覚えていないな。だって色んな人と会ってるはずだし。
私からすると向こうがちょっと背縮んで髪伸びた友人、先輩でしかないわけで。
とても。やりづらい。と思うんだ。
というかこのボストンバッグ重すぎるなんでこんなに物詰めてるわけ私は。
そうやって自分に文句を垂れていると前に人、後ろに人、右と左にも人。急いで止まると喉元には苦無が。
因みに順番に言うと立花先輩、七松先輩、中在家先輩、食満先輩です。圧がすごい。非常に帰りたい。
身長が同じくらいになのでいつもと違う圧がある。帰りたい。
囲まれたことないから会った時の感覚だけど。
これがもしかして四面楚歌ってやつかな。
すると目の前の人…立花先輩もとい立花仙蔵がにっこりと気味の悪い笑顔で私に話しかけてきた。
「これはこれは。美しい天女様、ひどいじゃありませんか！我々を見るなり逃げてしまうなんて。なぜお逃げになるのですか」
やばいあの立花先輩が天女とか言ってる。耐えて。私の口角。
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うん！ - ほうじ茶さん» お褒め頂きありがとうございます。これからも楽しんでいただけると幸いです (1月21日 2時) (
レス) id: 7fb5738de5 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - 今まで読んだ天女作品の中でダントツ面白いです！こういう性格の子好きです (1月18日 23時) (レス) id: 47dba8b665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うん！ | 作成日時：2023年12月24日 1時
