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第二十三話 親睦 ページ25

「あの…」

「はい。」












「天女様がお使いになっている それ について教えてください!!!!」


「へ?」


それ…?
ビシッと指さす方向に目をやるとそこにあったそれ。


あ、シャンプーとリンスのこと!?


ずっとこれについて話してたのか。おもわず拍子抜けしてしまった。

「これですね、シャンプーとリンスですよ」


「これがしゃんぷー?とリンスなんですか!?何でできてるんでしょうか?」


「…界面活性剤とかですかね。」
当てずっぽうである。

「…かいめん?」

「かっせい?」

「ざい?」


「…そういう成分です」
どっかで読んだだけであまりどういうものかは分かってないので誤魔化した。

そっかこの時代は大豆の煮汁とか泔とかを使ってたからこれは存在しないのか。

「…そんなに料がないのであれですけど1回だけ使ってみますか?」

「良いんですか!?」

キラキラとした目で見られては貸さない以外の答えがない。
それに貸したら貸したでいつものヒソヒソ話されるのもなくなるだろうし。

何より私年上だし。多分。

嬉しそうにする3人に使い方を教え、一通り体も洗い終わったので湯船に浸かりながら3人を見ていた。

これで喜んで貰えるなんて安いものだ。


洗い終わったのか三人とも再び湯船に浸かり始めた。

「ありがとうございました、お陰で髪がこんなに綺麗になりました!!あ、自己紹介が遅れてました!!私トモミって言います」

「ユキです。」

「おシゲでしゅ〜!!」

「私も自己紹介が遅れてましたね。天女の常光寺珀莉です〜。」

一応のため私も自己紹介しておく。

「それはまあ、知ってるよね」

「「ねぇ〜」」

とくすくす笑う。
笑う姿がなんとも可愛らしい。

「そういえば爪紅も可愛いでしゅ!!」

「そう?ありがとうございます〜」

喜車の術かどうかは知らないけど褒められて嬉しくない事はない。

話してて分かった事だがくノたま達は別に天女のことをなんとも思っていないそうだ。

「確かに一人目の天女はウザかったけど、私達そこから天女に関わってないしね。」

「「ね」」

「それに妖術にかかるなんて自業自得でしょ」

肉体的か精神的か。

やった事の方向性が違うだけで普段私達がやってる事と対して変わらないと笑う三人。

末恐ろしい子達だと思ったのは内緒である。

_________

落乱、アニメでシャンプーの描写があるものを見た記憶が無かっためシャンプーだけ表現を変えています。

第二十四話 梅雨→←第二十二話 転倒



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うん! - ほうじ茶さん» お褒め頂きありがとうございます。これからも楽しんでいただけると幸いです (1月21日 2時) (レス) id: 7fb5738de5 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - 今まで読んだ天女作品の中でダントツ面白いです!こういう性格の子好きです (1月18日 23時) (レス) id: 47dba8b665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うん! | 作成日時:2023年12月24日 1時

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