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第十五話 出勤 ページ17

朝食を食べに食堂の裏口へ向かうと昨日のようにご飯が置かれていなかったので台所の方を覗いてみると朝食を作っているおばちゃんがいた。


「おはようございます〜。はじめまして、天女の常光寺珀莉です。朝食を受け取りに来たのですが早かったでしょうか?」

まぁはじめましてではないけど。

「あら、おはようございます天女様。お早いんですね。はじめまして、食堂のおばちゃんです。これからよろしくお願いしますね。朝食ならちょうど今出来ましたよ。」

「はい、よろしくお願いします。それはよかった。これからは朝はこのくらいの時間に夜は遅めに昼は休み時間あたりに来ようと思っているんですが大丈夫ですか?」

「ええ、それは全然大丈夫ですよ。ところで天女様はお嫌いな物はありますか?」

嫌いなもの…本当は野菜も茸も嫌いだけどこの機会に食べれるようにしようかな。
多いので言えないというのもあるけど

「特にはありませんね。でもこの食材は好き嫌い関係なく食べれないものなので外して頂きたいです。」

所謂アレルギー。

「わかりました。ならこの具材は気をつけるようにしますね。それとはい、朝ご飯‼︎」

「はい、ありがとうございます。」

おばちゃんから湯気だっている朝食を受け取って自室に帰った。

朝食を食べて食器受け取ってを返しに行くと食堂は生徒で賑わっていた。Aは昨日と同じ場所に食器を置き、昨日案内された事務室に向かった。



「失礼します〜。天女の常光寺珀莉です。吉野先生はいらっしゃいますか。」
戸を叩いてどうぞという声を聞いてから開くと中には職員用の忍者服を来た人が。
吉野先生との直接的な関わりはほぼ無い。だからあまりどういう人なのかわからないのだ。
吉野先生に促され近くの座布団に座らせてもらう。

「これはこれは天女様、お早い時間からありがとうございます。道具管理主任の吉野作造と申します。事務の仕事を手伝って下さるとお聞きしました。これからよろしくお願い致します。」

「こちらこそよろしくお願い致します。」

「失礼ですが我々は貴女の事を信用していませんので機密情報等の処理を任せることはありません。それに貴女は新人ですしね。天女様にはこちらを主にやっていただきます。」

どうせ後々やらなくなるだろうと吉野はあまり重要ではないもの書いた紙を渡した。

「はい。わかりました。」

書かれていたのは学園の掃除と書類の整理あとちょっとした書類の作成。
よかったまだ出来そう。

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うん! - ほうじ茶さん» お褒め頂きありがとうございます。これからも楽しんでいただけると幸いです (1月21日 2時) (レス) id: 7fb5738de5 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - 今まで読んだ天女作品の中でダントツ面白いです!こういう性格の子好きです (1月18日 23時) (レス) id: 47dba8b665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うん! | 作成日時:2023年12月24日 1時

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