吸血鬼? ページ3
僕は後ろにいたはずの神楽ちゃんが何処にもいない事に気付いき、焦って僕に寄りかかっていた銀さんを押しのけて辺りを見渡した。
「神楽ちゃん!!?何処にいるの?!」
僕の大声が頭に響いたのか銀さんが不満そうに地面から頭を抑えながら起き上がり、
「どーしたんだよ、しんぱちー?」
まだ事態を把握してない銀さんは間の抜けた声でその場にあぐらをかく…
「神楽ちゃんが…神楽ちゃんがいないんです!!」
が、僕のその一言でバッと立ち上がり焦った顔で僕と同じ様に辺りを見渡した。
銀時「おいおいまじかよ…あのじゃじゃ馬娘はこんな夜中でも、じゃじゃってんのかよ、、」
顎に手を添えて何か考える素振りを銀さんがした瞬間に僕達の近くの路地裏からうめき声が聞こえた。
ウッウァア…ウァッ……
僕達は息を飲み込んで顔を見合わせると、駆けて路地裏の中に入った。
路地裏の中は当たり前だがとても暗くてよく見えない。そのせいか、走っても走っても奥にいけないのでは?と錯覚に陥るほど長く感じた。
僕達が路地裏の奥につくとそこには……
綺麗な黒髪を風になびかせて、
神楽ちゃんの首元に顔をうずめている
女性がいた。
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作者名:最早 x他1人 | 作成日時:2017年9月17日 18時