不自然８ ページ10
オフィスに残されたのは私と系くんの二人。
いや、「俺のA」発言にちょっと、いや、かなりキュンとはしたけどさ、完全に脅しだもんね。また訴えられてもおかしくなかった、あれは。
何事も無かったかのようにパソコンに向かう系くんの隣に行って、顔をのぞき込む。
相変わらず不機嫌度MAXで、ちょっと苦笑い。
「ねえ、何であんなこと言ったの？あの人はただ私が可哀想だからって手伝ってくれたのに」
中「あいつの下心に気付かないうちは、まだ俺の側から離れられないな」
下心、あったようには見えなかったけどなぁ
そう呟くと、系くんは「だろうな」って分かったような顔をして、画面にあった視線を私の方に向けた。
中「下心は簡単に気付かれたら警戒されてしまう。こんな風にな」
系くんの隣にいたはずの私は、いつの間にか系くんとデスクの間に挟まれてて
目の前にある瞳は、妖しく煌めいていた。
なんか、いつもの系くんと違う…。
そう思った時にはもう遅くて、片方の口角をニヤリとあげると
だんだんと顔が迫ってきた。
「ねえっ……！もうミコトたち来るからっ…！」
中「そんなこと知るか。俺だけ見てろ」
そうは言っても遠くから聞こえて来る足音は大きくなっていくばかり。
「ほんとにまずいって…！」
中「…Aは俺とキスしたくないのか」
「そ、そういう事じゃなくって！時間と場所をわきまえてしてほしいっていうか…！」
必死に取り繕ったその言葉が系くんを喜ばせたみたいで、
中「今夜は二人で残業だな」
ニヤリと笑って軽いキスをすると、所長室に入っていった。
それから何分経ったんだろうか。
ミ「あれ？A一人？」
ミコトから声をかけられて、ふと我に帰った。
「…えっ！？…あぁ、系くんなら所長室にいるけど」
六「今井さん顔真っ赤ですよ？大丈夫ですか？」
「だ、大丈夫！し、仕事しなきゃ…！」
夕「…怪しい」
ミ「あれは中堂さんと何かあったね」
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (9月18日 14時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 楽しみに待ってます(^^♪頑張って下さい！！ (2018年8月4日 17時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
リバシィ(プロフ) - Yuriさん» ああ有難うございます（ ; ; ）もう少し更新できそうなのでもう少々お待ちくださいませ…！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: f935d442e4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませて頂いています。更新、楽しみにしています！ (2018年8月1日 18時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ソニア(プロフ) - リリーさん» 有難うございます！亀更新に拍車をかけてなかなか更新してませんでしたが、気長に待っていただけると有難いです…！ (2018年5月28日 19時) (レス) id: f3130aacba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リバシィ | 作成日時：2018年2月23日 1時
