不自然５ ページ7
三澄班が外活動から運んできたマーダー・スーサイドのご遺体の解剖が始まったこの部屋は、さっきのトラブルのせいで変な空気が流れてる。
はっきりいってしまえば、居心地が悪い。
事の発端は、事件の詳細を教えに来てくれた毛利さん達に系くんがブチ切れた。それだけ。つまり、原因は系くん。
全員が��そう��しなければならなかった身辺状況を説明することで、私達に少しでも先入観を持たせたい…。そんな説明の仕方に腹が立ったらしい。
「いい加減にしろ！！」って怒鳴って
他殺を嫌う毛利刑事に対して、どうしても他殺体を出してやろうと躍起になっている系くんはいつも以上に荒れている。
「どうしてそんなに人と仲良くしようとしないの」
中「バカの相手をしてやる必要はない」
「一応協力相手でしょ」
はぁ…、と大袈裟にため息をつくと、メスを解剖台に置いて向かいにいた私の方に歩み寄ってきた。
中「俺が協力してやるのはお前だけだ」
そう言ってグラス越しに額を合わせられた。
「なっ…なっ…！」
後ろでキャーキャー騒ぐ女性たち。
三澄班は賑やかだなぁ。
それを気にする様子もなく自分の立ち位置に戻ってまた普通に解剖を始めた系くん。
中「おい、一酸化炭素血中濃度は？」
「………へっ！？」
中「いや血中濃度…お前顔真っ赤だぞ、大丈夫か」
「系くんのせいですー！」
俺が何をしたっていうんだ…って首を傾げる系くんを放って、血中濃度を確認しに行く。
ほんっと女心わかってないんだから！
そんな私たちの様子をニヤニヤしながらミコトたちが見てるとも知らず。
ミ「見てるこっちが照れるわ！」
夕「いいねぇ〜〜！！！」
六「何か恥ずかしくなってきました…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 493人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (9月18日 14時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 楽しみに待ってます(^^♪頑張って下さい！！ (2018年8月4日 17時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
リバシィ(プロフ) - Yuriさん» ああ有難うございます（ ; ; ）もう少し更新できそうなのでもう少々お待ちくださいませ…！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: f935d442e4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませて頂いています。更新、楽しみにしています！ (2018年8月1日 18時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ソニア(プロフ) - リリーさん» 有難うございます！亀更新に拍車をかけてなかなか更新してませんでしたが、気長に待っていただけると有難いです…！ (2018年5月28日 19時) (レス) id: f3130aacba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リバシィ | 作成日時：2018年2月23日 1時
