不自然26 ページ35
in 裁判所
夕「あ!A〜!」
「こっちこっち!」
みんなより一足先についた私は、漸く夕子と六郎に合流した。
傍聴席に座ったはいいけど、さっきから、六郎はきょろきょろしてるし、夕子はミコトの事心配してるし。
かく言う私も、来る途中での系くんの発言がぐるぐる頭を回っていた。
『折角の誘いだ、受けろ』
そんな事を言う系くんは初めてだった。
今まで私がどんな企業や研究所から引き抜きのお話が来ても、「俺の近くにいろ」って、頼みを断れない私の代わりに断ってくれていた。
ずっと一緒にやってきた。赤い金魚も一緒に探して来た。
「もう逃さない」って、言ってくれた。
なのに、どうして今になって。
六「…今井さん?大丈夫ですか?」
「ん!?…あぁ、大丈夫だよ」
六郎に心配されるくらい、暗い顔をしていたらしい。
心配そうな顔でこちらを覗き込んで来る六郎の横で、東海林が口を尖らせる。
夕「ちょっと〜、六郎まだ苗字呼びなの〜?名前で呼んじゃえばいいのに〜」
六「ちょっと東海林さん!やめてくださいよ!」
「確かに言われてみればそうだ、いいよ名前で」
六「二人して何なんすか!」
東海林と六郎がいつもの様に喧嘩していると、裁判官が入って来た。
さぁ、ミコトの…ううん、
UDIラボの汚名返上
493人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (9月18日 14時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 楽しみに待ってます(^^♪頑張って下さい!! (2018年8月4日 17時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
リバシィ(プロフ) - Yuriさん» ああ有難うございます( ; ; )もう少し更新できそうなのでもう少々お待ちくださいませ…! (2018年8月3日 0時) (レス) id: f935d442e4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませて頂いています。更新、楽しみにしています! (2018年8月1日 18時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ソニア(プロフ) - リリーさん» 有難うございます!亀更新に拍車をかけてなかなか更新してませんでしたが、気長に待っていただけると有難いです…! (2018年5月28日 19時) (レス) id: f3130aacba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リバシィ | 作成日時:2018年2月23日 1時