友達じゃない−21− ページ44
【今何してる？】19:07
なんだろう。珍しい。わたしの行動を聞くなんて。
すぐに返事を送る。
【ミコトと夕子と飲んでます】19:09
するとすぐに既読がついて、返事がくる。
【帰りにラボに寄れるか？】19:10
その質問に、“了解です”とかわいいスタンプで返事をした。
「えっ、なになに？もしかして噂をすれば中堂さん？」
夕子はニヤニヤしながらAに聞く。
『え、ど、どうして』
「Aの顔がにやけてる〜」
『にやけてるのは夕子の方でしょ』
肩をツンツンしてくる夕子にAは頬を膨らます。
「はぁ〜……あんたホントかわいいよ」
ミコトは溜息を吐くとAに抱きついた。
『ええ？ミコトの方が可愛いから』
「なんか中堂さんにAはもったいない」
「ほんとそれ」
ミコトの意見に同意しながら夕子もAに抱きついた。
その頃、UDIラボでは。
神倉と中堂が所長室で熱燗とおでんをおつまみに飲んでいた。
「いや〜でも、三澄さんの行動力には目を見張りますね〜先日も中堂さんと木林さんの後をつけて所沢の葬儀場まで行ったくらいですからね〜」
「！」
ニヤリと笑う神倉に、中堂は驚きを隠せてない。
「あっ？気付いてない？中堂さんも脇が甘いな〜三澄さんは一緒に調べるつもりですよ、中堂さんが探してる例の事件の犯人を」
「……あいつは暇なのか」
「いいお目付役が出来ました。Aさんは中堂さんにチョット甘いですからね〜三澄さんなら適任だ」
そう言いながら中堂のグラスに日本酒を注ぐ神倉にひとつ頭を下げると、スマホのバイブが鳴ったのに気付く。
「すみません」
神倉に断ってスマホの画面を確認すると、フォレスト社“木林”と出てる。
所長室から出て電話に出ると、いつもの声が聞こえてきた。
「《もしもし木林ですけど、中堂さんですか》」
「どうした？」
「《先程、３人と合流して調布までお送りし、被害者は救急車で緊急搬送されました》」
「ああ。大体は久部から聞いた」
「《そうでしたか……あっ》」
「なんだ？」
「《Aさん、素晴らしかったですよ》」
「何の話だ」
「《おや、これは聞いていませんでしたか？Aさん、被害者の男性に救急蘇生として人工呼吸してましたから」
「人工、呼吸……」
「《ええ。医者の鑑ですね〜それでは、失礼します》」
「お、おい！待っ……切りやがった」
.
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鞠香(プロフ) - LOVEPEACE24さん» 航空機に関して調べる良い機会になりました事、感謝申し上げます。小説の方も訂正させて頂きます。 (2018年3月9日 1時) (
レス) id: 3fdde94521 (このIDを非表示/違反報告)
鞠香(プロフ) - LOVEPEACE24さん» まずは、ご覧頂きまして誠にありがとうございます。調べたところセスナ機とは、セスナ・エアクラフト・カンパニーが製造する小型飛行機の代名詞で、一方ヘリコプターとは機体上部に回転翼がついている飛行機の事だそうです。 (2018年3月9日 1時) (レス) id: 3fdde94521 (このIDを非表示/違反報告)
LOVEPEACE24(プロフ) - 友達じゃない18- ヘリコプターは、上に飛ぶので加速は、しなしですよね？セスナ機です！！ (2018年3月9日 0時) (レス) id: 559ce0551a (このIDを非表示/違反報告)
鞠香(プロフ) - 葉月さん» 一番ですか！？嬉しいお言葉ありがとうございます！光栄です！これからも頑張ります！ (2018年2月26日 19時) (レス) id: 3fdde94521 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 中堂さん夢の中で一番好きです！！更新頑張ってください！陰ながら応援しております！ (2018年2月25日 20時) (レス) id: 077b342d0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鞠香 | 作成日時：2018年2月18日 16時
