友達じゃない−20− ページ43
「かんぱーい」
『かんぱいっ！』
「かんぱい〜」
３人はビールのグラスを合わせると、ゴクゴクと喉に流す。
「あ〜沁みる」
『沁みるねぇ』
ミコトの心からの声にAも同意した。
「一仕事終えた後の一杯は最高だね」
「最高だね！」
『うんうん』
夕子はグラスを置くとニヤニヤしながらAを見つめる。
「Aさぁ」
『ん？』
「中堂さんのどこがいいの？」
『えっ！？』
「それ、私も気になる」
ミコトも身を乗り出してAに近寄る。
『それより、どうしてわたしが中堂さんのこと好きって？』
「い、いや〜見てたら分かるよね？東海林？」
ミコトは言いながら夕子の肩をバシバシと叩く。この前の失言はなかったことにしようという魂胆だ。
「う、うん。Aわかりやすいもん〜ほら、どこがいいの？あんな態度も口も悪いクレイジー男」
「東海林それディスり過ぎだから……くくっ」
言いながらミコトも笑いが堪えきれてない。
『うーん。確かに態度と口は悪いし、でもあんまりクレイジーとは思わないかなぁ』
「いやいや十分クレイジー！Aの感覚が麻痺してる」
夕子はキッパリ言った。
『でも、中堂さんは繊細で優しいよ？それに、わたしの作ったご飯美味しそうに食べてくれるところとか、なんか可愛いなって』
「中堂さんが優しいのはAだけでしょ」
「それに繊細そうには見えないし可愛いくもない」
ミコトと夕子の鋭い突っ込みにAは苦笑いする。
夕子はビールを一口飲むとまた飽きもせず口を開いた。
「で？告白しないの？」
『え！？し、しないよ！』
「どうして？Aなら絶対大丈夫じゃん」
『夕子、それどういう意味？』
「いやいやいや、寧ろAの告白を断る男がいたら見てみたいんですけど。ねっミコト！」
「まぁ、確かに」
Aの表情が少し暗くなると、呟くように言った。
『ダメだよ……中堂さんの想ってる人がいるもん。わたし、そこに踏み込む勇気ない』
「えっ、何それ！どういう事？」
夕子は驚いて聞き返すがAは曖昧に笑う。
中堂の過去を知っているミコトはAの気持ちも痛い程理解できた。
「A……でも、」
『もう〜わたしの事はもういいから！……ん？ちょっとごめん』
スマホのバイブが鳴り、LINEを開くと中堂からの通知だった。
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鞠香(プロフ) - LOVEPEACE24さん» 航空機に関して調べる良い機会になりました事、感謝申し上げます。小説の方も訂正させて頂きます。 (2018年3月9日 1時) (
レス) id: 3fdde94521 (このIDを非表示/違反報告)
鞠香(プロフ) - LOVEPEACE24さん» まずは、ご覧頂きまして誠にありがとうございます。調べたところセスナ機とは、セスナ・エアクラフト・カンパニーが製造する小型飛行機の代名詞で、一方ヘリコプターとは機体上部に回転翼がついている飛行機の事だそうです。 (2018年3月9日 1時) (レス) id: 3fdde94521 (このIDを非表示/違反報告)
LOVEPEACE24(プロフ) - 友達じゃない18- ヘリコプターは、上に飛ぶので加速は、しなしですよね？セスナ機です！！ (2018年3月9日 0時) (レス) id: 559ce0551a (このIDを非表示/違反報告)
鞠香(プロフ) - 葉月さん» 一番ですか！？嬉しいお言葉ありがとうございます！光栄です！これからも頑張ります！ (2018年2月26日 19時) (レス) id: 3fdde94521 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 中堂さん夢の中で一番好きです！！更新頑張ってください！陰ながら応援しております！ (2018年2月25日 20時) (レス) id: 077b342d0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鞠香 | 作成日時：2018年2月18日 16時
