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木「お見事でした。」
貴「ええ。迅速な対応でした。」
六「あの、一応医学部なんで。」
眼鏡をいじりながら久部さんが答える。
あの後、立花さんはやって来た救急車にのって運ばれていった。犯人はどうやら逮捕されたと、毛利さんがミコトさんたちに伝えていた。これから事情聴取かぁと落ち込んでいた二人に対し珍しく毛利さんが神対応で、かっよく見えた私も疲れてるんだとしみじみ感じた。
ミ「すいません、私たちにここで。」
木「え？ここで？」
不思議そうに地面を指差しながら聞き返す兄さん。
ミ「東海林がどうしても、飲みにいきたいって。」
東「言い出したのはミコトでしょ。」
ミ「心の声が聞こえたの。」
東「お互いにね」
二人はそう言い合う。
木「お二人とも仲が良いですね。」
貴「長年のお友だちのようで。」
一瞬東海林さんと、ミコトさんの間の空気がかわった。顔が真面目になる。
東「友達じゃありません。」
ミ「ただの同僚です。」
ミコトさんもそれに続く。
東「そう。ただの同僚。」
ミ「ねぇ。」
そういったあと、お互いに顔を横に向け、目を合わせる。口角が上がり始めたかと思うと、二人は笑いだした。お互いを叩きあいながら。
ミ「お疲れさまです。」
東「お疲れさまでしたー。」
二人は去っていった。愉快に笑い声をあげて。
六「わっかんねぇなぁ...。」
可笑しそうに久部さんが笑う。二人の関係が不思議なのだろう。
私には分かった。友達じゃない同僚という存在が。私の場合は、家族なのだけれど。
貴「そうですねぇ。」
けれど、私はさも分からないというように、そう呟いて微笑を浮かべるにとどめておいた。
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かな - 楽しみにしています (2018年4月4日 8時) (
レス) id: 10db5b09d6 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 青龍 葵さん» ありがとうございます。中堂さんも好きなので、どうもっていくかまだ、迷ってます。 そうですね、漢字が分からなかったので平仮名にしてしまいました。直しておきます。ご指摘ありがとうございます！ (2018年3月25日 9時) (レス) id: d1c67d956e (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 木林さんの妹設定（性格も似ている）は読んだことが無かったので面白かったです！ちょっぴり中堂さん寄りかな？とか思いつつ次回の更新を楽しみにしてます。因みに少し気になったのですが、P32の「糀谷夕希子」の名前が平仮名なのは漢字が分からなかったのでしょうか？ (2018年3月24日 17時) (レス) id: a3d4cc2e55 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 柊マイン☆さん» すいません、直しておきました。ご指摘ありがとうございます。 (2018年3月20日 19時) (レス) id: d1c67d956e (このIDを非表示/違反報告)
柊マイン☆(プロフ) - 何度もすいません。ご遺体は亡くなられた方の名前を、になってますよ (2018年3月19日 21時) (レス) id: cfb5e10ae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年3月14日 13時
