Tell me why

22 Side Kube ページ23

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木林さんと一緒に中堂さんの元へ行ってしまったAさんの背中を見送りながら、俺は裁判のとあとに見たあの光景を思い出す。
Aさんを追いかけようと思って彼女を探していると、そこにはAさんと中堂さん、そして烏田検事がいた。


−まさかあなたがこの男と一緒にいるとはね。姉妹だと男の趣味も似てしまうものなんですかね−

−あなたには関係のないことですよね−

−あなたは殺されないといいですね。お気を付けて−


これは一体どういう意味だったんだろうか？姉妹で？Aさんは双子の弟は亡くなったっていっていたけど、他にも姉妹がいたのだろうか？
考えてもまったくわからない。
でもただわかるのは、やっぱりあの2人の間には、なにかがあるってこと。


六｢木林さんと中堂さんとAさんって仲良いんですか？｣

夕｢んー、どうなんだろ？でもよく一緒にいるよね｣

ミ｢確かに。なんかA、木林さんとはよく連絡とってるみたいだし｣

夕｢え、そうなの？｣

ミ｢そうそう。たまたまスマホの表示で木林さんって見えたことあって、木林さんと連絡とってるの？って聞いたら、そうだよーって。くだらない世間話してるって言ってたけど｣


木林さんとプライベートでも連絡とってるのか...俺はこないだせっかく連絡先交換したのにまだ1度も連絡をとったことないのにな。


神｢久部くんはライバルがいっぱいですね｣

六｢え、あ、神倉さんまでなにを？！｣

夕｢もういいから六郎！あんたの気持ちはみんな察してるから！｣

ミ｢久部くん、わかりやすすぎ｣

六｢そんなにわかりやすいですか？｣

夕｢Aを見る表情が完全に恋してる｣

ミ｢そしてAにだけめちゃめちゃ優しい｣

神｢私でもわかります｣


まさか神倉さんにまでそんなことを言われるとは思わなかった。俺ってそんなにわかりやすいのか...。
未だに3人でなにかを話しているAさんの方をこっそりと見て、いつか彼女の笑顔が俺だけのものになればいいのになんて、密かに願った。





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普段は｢｣の前に名前をつける台本書きしないのですが、今回と前回のお話はわかりにくいかと思ったので名前つけてます。
そしてこのお話でドラマ第3話の内容はおしまいです！裁判シーンは書いても文字ばかりになって面白くないかと思ったので割愛しました。
最近、STの黒崎くんにも再熱してるので余裕があれば彼のお話も書きたいなと思ってる今日この頃です(^^)




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