最初の花言葉🌼�� ページ2
私は初めて化学基地に入った。「すっごーい！実験室みたい！」千空:「ククク、入るの初めてだったなぁ。くれぐれも物壊すんじゃねーぞぉ。」私は、「もちろん！」と大きな声で返した。千空君は、「クロム、テメーはコハク達ンとこ行っとけ。」クロム:「？おうよ、わかったぜ！」なんだろう...。しばらく沈黙が続く。(気まずい...私いるかなぁ、)試験管を取るカチャカチャとした音が響く。(よし、聴いてみるか、！)私は勇気を振り絞って千空君に話しかけた。「千空君、どうしたの？私もみんなのとこ行って手伝った方がいいんじゃ...」最後は曖昧になってしまった、と少しの後悔がじわじわくる。千空君は、私の方を見ずに、ビーカーを片付けながら、「お前、クロムとあんだけ材料とれるンだったら、お前も材料集めのほうに行った方がいいンじゃねーか？」いきなり言われたものだから、なんて返せばいいのか、分からなかった。千空:「...ククク、見てみろ。」私は言われた通り、千空君の方を見た。赤みのあるオレンジ色の花を一輪、千空君は持っていた。「花？」私はそう聞くと、千空君は、口角を上げて言った。「マリーゴールドだ。」決して笑顔とは言えない表情の千空君に、私はドキッとした。「花言葉って知ってるか？」「マリーゴールドにも花言葉があるの？」と返すと、千空君は、「あ“ーぁ、あるんだよ。」私は「へぇー！」と大きく言った。「っそう”じゃねーンだｯ！」？と私は首をかしげる。「マリーゴールドの花言葉の意味、それは、『変わらぬ愛』。」私は少しポカーンとしていた。---ん？恋？私に言った？えっ、本当に？顔が熱くなっているのがすぐ分かった。パッと千空君を見ると、いつも冷静な顔が赤くなっている。それを見て、さらに顔が熱くなってくるのが分かった。化学基地の外から子供達の声が聞こえてくる中、私達の化学基地は、シーンとしていた。でも、私はシーンとしている感じは無かった。-------------------END---------
少ししたら、私達は化学基地から出て、クロム達のところへ行った。クロム:「おおー！千空達！やっときたな！！おせーよ！こんだけできたぜ！」と、長く繋げた紐を見せた。「ごめんね！ちょっとね...！」クロム:「？」私は千空達の方を見る。まだ顔が赤い。その様子を見たゲンは、とてもニヤニヤしていた。「ええーッ？！千空ちゃんとぉ！？よくやったねェ？こんなこんな冷静な子なのn((」千空君がゲンを叩く。「イテっ」とゲン君が言う。
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作者名：くろうんも。 | 作成日時：2022年4月3日 14時
