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1年生 ページ2
担任はタクヤなんていう、
ちょっと滑舌の悪い
眼鏡をかけた理数系の先生。
正直、少し気持ち悪かった。
隣の佐野玲於くん、
小学校から上がった子がたくさんいるのか、
みんなの人気者
けどみんなが席に着いてしまえば
私に話しかけるわけでもなく
1人でそわそわしてる
意外と恥ずかしがり屋だったりするのかも。
そこからどうやって玲於と仲良くなったのかは
覚えていない。
多分大きな原因は私の性格の変化
あんなに大人しかった私は
男子と悪ふざけをするように。
2組の男子はみんな仲が良く、
授業中は平気でおしゃべりを始める。
その中に私もノリで混ざりこんじゃうような性格に。
宿題は出さないのが当たり前、
出さないとタクヤに出せって言われて
それでも出さないと追いかけてくるから
逃げるの。
放課後にもなって先生と追いかけっこなんてして。
玲於とは席替えをして離れちゃって
テストになったらまた席を
名簿順に戻した時
なぜかホッとするような
嬉しいような
ソワソワするような
そんな気持ちがあった。
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作者名：(名前)サクラ | 作成日時：2018年10月9日 17時
