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title-３ ページ4
｢前、さくらちゃんに勝村さんは言ったそうですね。正義について｣
｢！｣
｢聞いたんです。さくらちゃんは悩んでたけど、私は感銘を受けた。偽善者でも、その偽善にかけたい。"善"を知るなら、偽善者になってでも知りたいんです｣
世の中に散らばる善。 山猫さんが行っていく善が、果たして本当に善なのか。
｢…んーー〜 ごうかぁく！！！！｣
｢やっ 山猫！！｣
山猫さんが突如、私の肩に手を回した。
｢良いんですか！？｣
｢あぁ勿論。さっき投げた矢、かなり早いうちに避けたな。素質有り！いやぁ、頭脳の真央が来た頃から体育系も欲しかったンだよなぁ♪｣
｢ちょっと山猫…｣
｢はい！！宜しくお願いします！！｣
嬉しい！
｢っはあ、もう止めれないみたいね。最近は立て続けの学生…なんなのかしら｣
良かった。
私の運動神経を初めて嬉しく思った。
｢…｣
そんな私を、勝村さんはずっとみていた。
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2016年3月23日 17時
