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｢君が、Aちゃん？さくらちゃんから聞いた｣
勝村さんが、私の前に立つ。
｢あ、ハイ！…古峠Aと申します、高２です｣
緊張して、なんだか小学校の自己紹介みたいになってしまった。
｢話には聞いてるよ。僕が書いた雑誌の記事のファンなんだって？｣
そう、その名目でさくらちゃんにこの場所を教えてもらったけど──…
｢それもそうですが、私、を、チーム山猫に入れて下さい！！！｣
そう、これが本音。
｢ええ！？｣
驚いたのは、里佳子さん。
｢ここはそんな部活みたいな場所じゃない。犯罪者の集いなの｣
｢里佳子、集いは無いじゃねぇか！｣
｢黙れ山猫、実際そうでしょう｣
｢てへぺろ｣
｢…どうして、このチームに入りたいの？？｣
勝村さんが私にソファーに座るよう促しながら聞く。
｢…それは…。"善"を知りたいからです｣
"善" 。
永遠のテーマ。
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2016年3月23日 17時
