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その148 ページ5

工藤邸を出て阿笠邸の門を開けて中に入った。少年探偵団は何やらラジコンのコントローラーのようなものを手にしている。

『こんにちは、少年探偵団のみんな。』

歩「あ!Aお姉さんだ!」

光「久しぶりですね!」

元「誰だ?この人。」

歩美ちゃんと光彦くんは覚えてくれていたけど、元太くんには忘れられていた模様。

歩「Aお姉さんだよ!」

光「米花デパートで一緒に博士のプレゼントを選んでくれた刑事さんですよ!」

元「ああ!あの時の姉ちゃんか!すっかり忘れちまってたぜ。」

光「しっかりしてくださいよ元太くん。」

歩「Aお姉さんはどうしてここに来たの?」

元「うな重持ってきてくれたのか?」

『お隣の工藤さんのお宅に泊まらせてもらっていてね、窓からみんなが遊んでるのが見えたから何してるのかなって。うな重はさすがに持ってきてないよ、ごめんね。』

歩「お隣って言ったら、昴さんが住んでるよね?」

光「ズバリ!Aお姉さんと昴さんは恋人同士ですね⁉」

『は?』

待って待って、なんでそうなる⁉沖矢さんと恋人⁉中身お兄ちゃんなんだけど!

『違うよ!沖矢さんとはキッドが来た時にたまたま再会して仲良くなっただけだよ。』

元「なんだ、違うのかよ。」

光「昴さんとAお姉さんならお似合いだと思ったんですけど。」

いろんな人と恋人だと思われたりお似合いって言われたりするのもう慣れたよ。これで何回目?

歩「ええー、歩美はポアロの安室さんの方が似合ってると思う!」

元「安室の兄ちゃんもイケメンだしな。」

光「これは三角関係になりそうですね。」

今、別の意味で三角関係になってるんだけど。ヒロや諸伏警部も入れたらもう何角形かわからないくらいだよ。

『ところでみんなは何してるの?』

元「ドローンの操縦だぜ。」

光「博士がまた新しく作ってくれたんです。」

ドローンの操縦を子どもにやらせるなんて大丈夫なの⁉

『博士さんはどこにいるの?』

歩「哀ちゃんと家の中にいるよ。」

歩美ちゃんに手を引かれて家に入った。博士さんの家も工藤邸に負けないほど大きい。

哀「あら、Aさんじゃない!来てくれたの?」

『みんなが楽しそうに遊んでるから気になっちゃってね。』

阿笠「おとといはキッドがわしに変装しておったから、あんまりお話できんかったのぉ。」

歩「ねぇ、Aお姉さんも一緒にドローンで遊ぼうよ!」

『いいけど、私ドローン飛ばしたことないんだけど大丈夫かな?』

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作者名:おひたし | 作成日時:2019年6月16日 20時

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