【名探偵コナン】重なる未来２

その68【過去編・旅行】 ページ21

『箱根か、いいね！東京からなら日帰りで行けるし。』

景「そうなんだけど、できれば泊まりがけで行きたい。」

『泊まりがけ…ママに相談してみるね。』

ヒロと箱根旅行！行きたい！けど、ママが許可してくれるかな。高校生だけで旅行なんてダメって言うかな。それにママには、彼氏がいることをまだ言っていないし。

『ママ、春休み箱根に旅行行ってもいい？』

メアリー「友達と行くのか？」

『う、うん。1泊2日で。』

メ「いいぞ、楽しんできなさい。」

ママは笑顔で許してくれた。これでヒロと旅行が出来る！

メ「ただ、私に隠し事はしてほしくないな。」

『えっ？』

メ「友達とではなく彼氏と行くんだろ？Aに彼氏がいることくらい私にはお見通しだ。」

『ごめんなさい。なんか言い出しづらくて…』

メ「いいんだよ。彼氏が出来てからのAはさらにかわいくなったからな。その彼氏に感謝しないと。」

『ありがとう、ママ…//』

メ「だが、何か嫌なことをされたらすぐにそいつを私の前に引きずり出してこい。いいな。」

『う、うん…(怖い…)』

ママには彼氏がいたことがバレてた。さすがメアリー母さん。というより私が隠してたのがいけないんだよね。

旅行の許可を得たことをヒロに伝えると、さっそく行き方やら宿やらを調べてくれた。私は学年末のテストで忙しかったから、申し訳ないがヒロにお任せした。

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旅行当日、小さめのスーツケースを引きずってヒロと電車に乗った。

景「Aの今日の服オシャレだな。」

『旅行のために新しく買ったんだよ。』

景「すごく似合ってる、かわいいよ。」

『ありがとう//気になってたんだけど、なんで箱根なの？』

景「しばらく会えなくなる前にAと行ったことないとこに出かけたり一緒に夜を過ごしてみたいなって思ったら、そんなに遠くない箱根に旅行はどうかなって。」

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