その60 ページ13
バーボン「友人の見送りですよ。あなたこそなぜここに?」
ベ「ただのショッピングよ。それより、そのかわい子ちゃんは誰?」
バ「僕の友人ですよ。彼女は任務とは関係ありませんので。」
降谷さんの一人称が僕に変わった。これは安室さんモードなのかな。
ベ「あなた、お名前は?」
いきなりお姉さんに話かけられてテンパる。
『えっ⁉えっと、私は、はね…』
バ「萩原。萩原Aです。」
えっ⁉どういう事⁉私、萩原さんじゃないよ⁉
安室さんの方を見ると、話を合わせろという目で見られた。もしかしてこのお姉さん、降谷さんが潜入してる組織ってやつの一員?
ベ「Aっていうの。素敵な名前ね。」
『あ、ありがとうございます。お姉さんのお名前は?』
ベ「クリス・ヴィンヤードよ。」
『クリス・ヴィンヤード⁉あのアメリカの大女優の⁉』
ベ「フフ、ほんとにかわいいわね。ジン好みのいい女だわ。」
バ「それってどういう意味ですか⁉」
ベ「そのままの意味よ。それよりA、お酒は好き?」
『はい、好きです。たまにしか飲みませんけど。』
ベ「そう。じゃあ一番好きなお酒は?ベルモットとかどう?」
『一番好きなのはバーボンです。ベルモットも好きですけど、バーでしか飲みませんね。バーボンは家でも飲めるし、バーボンが大好きです。』
バ「!!」
ベ「あら、よかったわね。バーボン。」
安室さんとお姉さんはなにやらこそこそ話している。好きなお酒なんか聞いてどうするだろう。
ベ「じゃ、私は帰るわ。A、また会えるといいわね。Goodbye!」
お姉さんは行ってしまった。一体何だったの?あの人がクリス・ヴィンヤードっていうのは本当?
零「A、お前あいつに気に入られたみたいだな。」
『あの人って、降谷さんが潜入してる組織の人ですよね?』
零「ああ、だから気を付けろよ。あいつの前では萩原Aで通せ。本名を知られたら調べられる可能性があるからな。」
『なんで萩原さんなんですか?別に構いませんけど、どうせなら諸伏がよかったです…』
零「羽田と萩原は同じ‘は’から始まるからだ。」
新幹線の時間が近づき降谷さんにお別れを告げた。すごい心配されたけど、私は忙しい降谷さんの体の方が心配。
行きは久しぶりの東京にわくわくしてたのに、東京で知ったママの幼児化、友人・恋人の死に加え仲良くなった人との喧嘩によって、帰りは心が沈んでいた。でも降谷さんとハロのおかげで少しは前向きになれた気がする。
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おひたし(プロフ) - 梨愛さん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて私としても嬉しいです。さざ波はもう少し人が集まるまで待ちますね。 (2019年5月20日 8時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
梨愛(プロフ) - 初コメです。警察学校組も長野県警も好きなので更新楽しみにしてます。さざなみ編の話も読みたいですね。更新頑張ってください。 (2019年5月18日 17時) (レス) id: ca993b538c (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» いつも応援ありがとうございます!最近忙しくて更新が停滞してしまって申し訳ないです… (2019年5月17日 12時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します!更新楽しみにしてます。頑張って下さい!応援してます。 (2019年5月16日 7時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おひたし | 作成日時:2019年5月9日 20時